やんばるで渓流釣り
 朝撮り、というよりもう昼撮りくらいになってしまったので部屋に戻ったら朝ご飯は抜きでもう昼ごはん。今日もメニューは極盛りザルソバ。まあ半分キャンプみたいなもんだから、お腹が膨れればそれでいいのだ。でもせめて蕎麦猪口があればもうちょっと気分が盛り上がったのにな。

 食後は目の前の川でちょっとルアーを投げてみる事にする。昨日ユゴイ系がソコソコいたし、もしかしたらコトヒキなんかも釣れるかも知れない。あくまでも釣れるかも知れないで、大抵釣れたためしがないんだけどね(^^;

 橋の下の堰堤に入り、蛍光イエローの極小ペンシルミノーを深場に向かって投げてみる。

 するとルアーが着水した瞬間バシャっと水飛沫が上がり、竿がグイッと引き込まれた。まさかのヒットだ!ラインを通してグングン首を振るのが伝わってくる。なんか魚を釣るなんて久し振りの感触だなあ、楽し〜!でもバレないで〜!

 とヒヤヒヤドキドキのやり取りの末上がってきたのは20cmほどのオオグチユゴイだった。この流れの中なら結構な大物じゃないか!?


 正直釣れるなんて思っていなかったのでビックリだ。これはみんなに見せねば!と急いで部屋に戻ったのだが、たいきの反応は意外と薄く、「こんなの釣れるから一緒に釣りに行こう」って言っても「暑いから部屋で待ってる〜」と醒めた返事がかえってきた。ちぇっ、つまんね〜の。じゃあいいよ、もっといっぱい釣って悔しがらせてやる〜

 証拠の魚を入れられるように小さなプラケースを持って川に戻ると再び釣り開始。
青空の下夏草の茂る綺麗な流れはほんとに里山の清流みたいで、正しい夏休みを過ごしてるって感じだな。たいきも来れば良かったのになあ・・・

そして数キャスト後、またもやヒット。それからはしばらく入れ食い状態がつづく。
釣れるのはオオグチユゴイばかりで昨日いたはずのふつうのユゴイは反応しないようだ。

強い日差しの下、キラキラと水しぶきを上げる魚とのやり取りは最高だねえ。

 ヒットしてくる魚は小さくても15cmくらいあり、プラケースに入れるには少々大きすぎるので、写真だけ撮って逃がしてやる事にした。でもこれってもしかしたら美味しいのかな?昨日肉は食べ尽くしてしまったから今晩のおかずにできないかな?

 なんて思いながらかかった魚とやり取りをしていると、橋の上を通りかかった地元のオバアが「何が釣れるの?」と聞いてきた。
 地元のオバアならここの魚には詳しいだろう、と思い抜きあげた魚を見せて、「こんなのなんですけど食べられるんですかねえ?」と聞いてみた。
 でも帰ってきた答えは「下流に鯉も泳いでいるから大丈夫じゃないかねえ?」う〜ん、それはこの川の水が安全かどうかって事かな?そうじゃなくて美味しいかどうか聞きたかったのだけれど(^^;

 まあ食べた事はないってことだな。うちらも食べるのは止めておこう。

 橋の下は日陰になっているから魚が集まりやすかったようだが、ある程度釣るとアタリがなくなった。どうやらスレちゃったようで、しばらく場所を寝かしていかないとダメだろうな。

 それじゃそろそろ上がろうか、と思い始めた頃ひーこが「あたしも釣る〜」とやってきた。まったく間が悪い。もう遅いと思うけど、一応投げてみな。と竿を渡すが案の定何の反応もない。

 もうここは駄目なんだって、とひーこを説得し、昨日魚影を沢山見た上流へ行ってみることにする。晴れた空の下、川沿いの田舎道を歩いていくのはホント夏休みっぽいなあ。

 そしてポイントへ到着。今日もいっぱい魚が浮いている。
それを見て大興奮のひーこは早速土手の上からキャストを開始。

 しかし見える魚ってのは釣れないもんなんだよな。案の定ルアーに興味は示すが食いつくまでには行かず、結局ひーこはボウズだった。残念だったけどスタートが遅かったな。今度来る時はフライを持ってきたらもうちょっと釣れるかもね。

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