チャアムでまずはインド料理
 今回のチャアムで滞在するのはノボテル・ホアヒン。ホアヒンと名前が付いているが、チャアムとホアヒンの中間くらいにあるらしい。うちらにはそぐわないような豪華なホテルだ。
 ノンさんとノンパパさんとは3日後の午前11時にここに迎えに来てもらうのを確認して、運賃のお支払いをして一旦お別れし、チェックインの手続きをする。

 広々としたロビーには海からの風が吹き抜けていくが、涼しいというより肌寒いくらいだ。ほぼ短パンとTシャツしか持ってきてないけど果たして大丈夫かちょっと心配になってくる。

そして案内されたのは11階の部屋。う〜ん、さすが高級ホテル、広くて快適そうな部屋だ


 ベランダに出ると、眼下にオープンテラスのレストランとプールが見渡せた。その先には海が広がり、波頭がボーっと浮かび上がる。景色もよさそうだ。ただしやっぱり結構寒い・・・

 バスルームはバスタブなしのシャワーブースのみ。トイレは広々としていて大満足だ。


 それでは無事チャアム到着を祝してシンハでかんぱ〜い!
さっきケース買いしたやつなのでぜんぜん冷えてないけど・・・まあ・・・うまいっ


 一息ついたところでびあしんさんに無事到着の一報をいれてから、ちょっと遅いけど晩御飯を食べに行くことにする。考えてみたら夕方のサンドイッチ以来何にも食べていないからお腹がペコペコだ。それにちゃんとキンキンに冷えたシンハも飲みたいし(^^;
ロビーまで降りてみるが、営業しているのはバーだけのようだ。軽食くらいはあるかもしれないけれど、ホテルのレストランはいかにも高そうなので、外に出かけてみる。

 しかし時刻はもう午後10時ちかい。ホテル前の通りの小さな商店街で営業しているのは、やはりバーのような店が数軒のみ。僕らはもっとガッツリ食べたかったので食堂狙いなのだが、そんな店はほぼ店じまいの支度中のようだ。試しに椅子を片付けているおばさんに食事ができないか聞いてみたが、やっぱりもうおしまいだそうだ。

 なんだかこのままじゃ晩御飯食いっぱぐれそうな予感・・・でもどこか一件くらい開いてる店あるんじゃないか?と希望を持って奥へ奥へと歩いていくと、まだ営業中のレストランが一軒だけあった。
 残念ながらせっかくタイに来たってのにインド料理の店ではあったが、ここを逃して次がなかったら困るので、もうここに入ることに決定。しかし周りが店を閉めてる中一軒だけ営業してるっなんて、インド人は商魂たくましいねえ。

 道路際の席に着くと調子のよさそうな兄ちゃんが「こんばんわー」とやってきたのでまずはシンハのラージを注文してかんぱ〜い。やっぱ冷えてるシンハはうまい〜〜!

 ふ〜〜東京を出てからここまで遠かったなあ・・・
 今朝まで凍えるようなところにいたのに、涼しいとはいえ今はこうやって虫の声を聞きながらオープンエアの席でまったりビールを飲んでいるってのはしみじみ満たされるなあ。これからしばらくはこんなタイ生活が続くと思うと幸せだ〜。


 さあ、それじゃ食べ物注文しなくっちゃ。お腹ペコペコだよ。でもタイに来たらまずはパッタイ♪なんて思っていたのでインド料理はまったく想定外。 何を頼んだらいいのか思いつかなかったのでさっきの兄ちゃんを呼んでオススメの辛くない料理を選んでもらった。その結果、ガーリックフライドライスにバターチキンカレー、ナン、あとサテの代わりにタンドリーチキンを注文。
 しばらく厨房から聞こえてくる食材を炒める音を聞きながらシンハをお代わりして飲んでいると、やがて料理が運ばれてきた。う〜ん、うまそ〜〜

 バターチキンカレーをナンにのせたりガーリックフライドライスにかけたりして食べてみるがは確かに辛くなく、どちらかというとポタージュスープのような味でおいしかった。タンドリーチキンも本場インドに行った事はないけど本場っぽい味でうまい。
 料理をシンハでガツガツと流し込み、あっという間にすべて食べ終わってしまった。みんなお腹へってたんだなあ(^^;

 でもこれだけじゃなんか物足りないと思ってメニューを眺めていたら、お兄ちゃんが「うちはピザもおいしいよ」と勧めてきたうのでシンハのお代わりと一緒に追加でそれも頼む。こちらは生地が冷凍っぽかったけど、お腹はいっぱいになったからまあいいか。

 最後のシンハを飲み干してお会計を済ませると、全部で約1000バーツ。日本円にしたら3000円くらいだ。これだけ食べて飲んでこの値段、やっぱりタイは物価が安くていいよね。

 お兄ちゃんに「また明日も来てね!」と見送られぶらぶらと歩いてホテルまで戻ると、このまま部屋に戻るのももったいない気がしてきたので、腹ごなしと明日の朝の偵察もかねてちょっとホテルの庭を散歩してみることにする。

 数人の欧米人がバーで飲んでいるロビーを抜けると四角い蓮池が並んだウッドデッキがあった。その池から蛙の声が聞こえてきたのでたいきはびびりまくり。
なにせ中学生にもなってカエルと宇宙人が大嫌いなのだ。昔はケロロ軍曹が大好きだったんだけどなあ(^^;

 というわけで大急ぎでそこを通過して階段を下りるとビアガーデンがあった。この時間もう営業は終わっていたが、やってたら確実にもう一杯飲んでたろうな。

 ビアガーデンの先はプールエリアだが、さすがにこの時間に泳いでいる人はいなかった。
 大晦日のガラディナーの時はここらへんがメイン会場になるらしい。エレベーターの前で予約を受け付けているようだが、申し込もうかどうしようか悩むところだ。でも高いんだよなあ・・・

  さらにその先には砂浜があった。海だ〜、思ったらそこは護岸の上に作られた人口砂浜で、本当の海は2Mほど下のコンクリの岸壁に波を打ちつけていた。ここら辺、実はあんまりビーチってのがないのかな?

 海風が強く吹きつけて寒くせっかくタイに来たってのに冷え切ってしまったので、ここは早々に退散し、さっきとは違う渡り廊下の道を通ってロビーに引き返した。

 こうやって一通り見た感じだと、ホテルの敷地内での鳥はあまり期待できそうもない。明日は周辺地を探索したほうがよさそうだ。

 部屋に戻ってシャワーをたっぶり浴びて温まり人心地付いたところで再び風呂上りのシンハを一杯。ここでただいま午前0時過ぎ。朝から移動が多かったので疲れたぞ。明日も早いからそろそろ寝よう。

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