プールは冷て〜!でもビールは美味い!
  プールとなるとたいきが黙っていない。なんせ彼はプールとタイ飯のためにはるばるここまで来たようなものだからな。というわけでせっつかれまくり、一休みもままならぬままプールへ出撃。

 それでも少々出遅れたようで、プールの周りのサマーベッドはすでにいっぱいだ。これは木陰の地べたで生きていくしかないか、と思っていたら、ちょうど欧米人一家が撤収するところに遭遇し、プールサイドーバー横の中々良い場所を譲ってもらった。これでOrat家は末代まで安泰じゃ(^^)
早速タオルを借りてベースキャンプを設営、ゴロゴロする準備に入る。

一方たいきは早くもプールに突入。「冷たい〜〜」と震え上がりつつもとってもうれしそうだ。まさに水を得たカバ(^^;

 僕にも入れと言うので水に足をつけてみるがめっちゃ冷たい。そりゃ周りがこれだけ涼しくちゃプールの水も冷えるよなあ。こんなので入ったら心臓麻痺を起こしかねなそうだけど、せっかく来たんだし、このあとケンカチャンに移動したらたぶん僕は単独行動になるだろうからから、ここはポイントを稼いでおくためにも意を決して入水!つめて〜〜〜

 それでも何とか肩まで水中に入ってたいきと一緒にプールを一回りしたところで早くも限界を向かえ、たいきさんには申し訳ないが先に上がらせてもらう。う〜さぶい〜〜 

 水から上がるとこれまた涼風が身にしみて、ガタガタ震えながらタオルに包まって暖を取る。しかしたいきは強いねえ。だてに脂肪がついてるわけじゃないんだな。

 のんびり寝転んで読書をしているひーこに今度は代わりに行ってみれば?と提案したが断固拒否するそうだ。
 まあこれもこの先ケンカチャンでの生活を考えると無理強いしないほうがいいだろう。それにたいきももういい加減でかいんだからほっといても勝手に遊んでるよな、というわけで僕は冷えた身体を暖めるため散歩に出かけた。もちろん片手には偵察装備、50−500mmつきのD7000がしっかと握られている。

 そしてまず向かったのはプール横の水路。ここが海に流れ込む所がどうなっているのか気になっていたのだ。
 水路とホテルを隔てる堤防沿いに下っていくと、突き当たりは砂浜で海とはほぼ分断されていた。ここは大潮とか荒天のときくらいしか海とは繋がらないのだろう。でも一応ここには砂浜もあるんだな。

 見た感じ鳥の姿はないので、再び水路をさかのぼっていくと、時々イソシギが飛び立つが、これと言った鳥はいない。
 そしてホテル裏のワンドまで来たところでやっとアカガシラサギに会った。しつこいようだがせめて夏羽だったらもうちょっとうれしいのだが・・・

 このアカガシラサギを眺めていると徐々に移動して行き、護岸の上に降り立った。そしてしきりと下を気にし始めた。岸際に餌を見つけたようだ。でも水面までは1mくらいありそう、ちょっと届かないんじゃないかな?

と思って眺めていたら、うまいこと足を引っ掛け、体をにゅーっと伸ばして行き、最後はすばやく伸び切って見事カエルをゲット。結構伸びるもんだなあと感心してしまった。

 あとは木の下を泳いでいくミズオオトカゲがちょっとだけジャングル感をだしてくれたが、あまり自然が豊富と言う環境じゃないな。

 と思っていたら岸辺の木でフライングキャッチを繰り返す鳥の姿が!あれはハチクイじゃないか!?とファインダーに入れてみるとミドリハチクイじゃないか!今回一番の色つきだ。こういうのが撮りたかったんだよ。ちょっと距離はあるけれど、これがいるってことがわかっただけでも大収穫だ。

 この結果に満足して一度みんなの所にもどると、たいきもいい加減冷え切ってしまったようでプールから上がってサマーベッドに寝転んでいた。それじゃ僕もしばらく日光浴でもするかな。

 日差しを浴びて寝転んでいると、だんだん暑くなってきた。ついでにのども渇いてきたなあ・・・それじゃビールでも行っちゃう?まだ午前中だけど・・・まあリゾートに来てるんだからこれっくらいいいよね。
 ってことで頼みに行くと、チャンのドラフトがあったのでそれにしてみんなでカンパーイ

 うっめ〜!やっぱプールサイドにはビールだよな。たまにはこんなのんびりとリゾートを楽しむのもいいだろう。こうしてビール飲んでると小腹空いてこない?じゃ、朝ごはんも遅かったことだしここで軽く何か食べて昼飯代わりにしちゃおうか、ということでサテとフライドポテトを注文した。もちろんビールのお代わりも(^^; なんかプールサイドで食べるスナックってのは美味いんだよなあ

小腹が膨れたあとはまたプールか?と思ったがたいきもさすがに寒かったようで
プールサイドまで行って足をつけただけで戻ってきた。

それじゃあちょっと酔っ払っちゃったことだし、しばらく昼寝でもしようかね。

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