中々来ない晩御飯
   ホテルに戻るともうくたくた。とりあえずシャワーで汗を流すとシンハで乾杯!そのあとびあしんさんに連絡し今日の成果を説明するが、それなら車でびあしんさんの知っているフィールドを回ったほうがいいかもしれないってことで、明日の朝5時30分にロビーまで迎えに来ていただけることになった。
ありがたいお話だ〜

 そのあとしばらくバルコニーに出て呆けているとあたりは段々暗くなっていった。そろそろ晩御飯の時間だなあ。昼が軽かった上いっぱい歩いたからお腹はペコペコだ。

 見下ろすとホテルの右側に、煌々と明かりに照らされたにぎやかそうなレストランが見えた。海も潮が引いて浜が出ているようなので海岸沿いにあの店に行ってみようか。

 と言うわけで支度を済ませ下に降りるとあたりはもうすっかり暗くなっていた。

 プールサイドから海岸に降りると、結構沖まで砂浜が露出していた。
まだ引いたばかりのようでところどころ水溜りが残る中をレストランへ歩いていく。

 着いてみるとなかなか雰囲気のいい店だったのだが、有名店のようで席は満席、駐車場にはいっぱい車が止まり、入り口にも沢山のお客さんが並んでいた。こりゃ予約なしじゃ入れそうもないな。それにメニューを覗いたら結構高そうなので記念写真だけ撮って早々にあきらめる事にする。

 レストランの横ではいくつかのグループが1mくらいの提灯のような風船の中にろうそくを入れて、熱気球みたいに空に飛ばしていた。日本で言ったら精霊流しみたいなものなのかな。空にふわふわと浮かぶオレンジの明かりがきれいだ。

 それを眺めながら再び浜に下りてホテルの方へ歩いてゆく。ホテル前を通り過ぎさらに行くと、今朝は水が上まで来ていて降りれなかった階段があったので、そこから上っていつもの通りに向かった。

食堂の並ぶ当たりまで出て、さてどこに行こうかと一通り店を見てまわる。

今朝ご飯を食べたお店も夜になると中々にぎやかで楽しそうだが、今朝入ったばっかりだしなあ・・・

 なんて思いながらうろうろしていたら、もうクリスマスは終わったってのにサンタの格好をしてパントマイムをして攻め寄ってくる愛嬌たっぷりなおばちゃんに捕まってしまい、ついそのお店に入ることになってしまった。先客は一組だけ。明日は大晦日だってのにあまり繁盛していないがまあいいか。
それじゃまずはシンハでかんぱ〜い!

 一息ついてメニューを選び、サンタのおばちゃんに注文をしてほっと一息ついたところで気がついたのだが、後ろの欧米人一家、なんだか中々料理が来ないらしくいらだっているようなのだ。
これはもしかして僕らもしばらく食べ物にはありつけないかも、失敗したかな・・・

その予感は的中し、やはりかなり待たされることになった。後ろのグループの料理がそろうまでうちらは我慢しなくちゃならないだろう。シンハのラージは早くも2本目に突入。

シンハラージ3本目に突入。来ないなあ・・・腹減った〜〜

 やがて後ろのテーブルに料理の数々が運ばれてきた、とほぼ同時になぜかうちらの料理も第1陣がやってきた。まとめて作ってたのか?まあいいや。とにかくお腹へったからいただこう。

まず来たのがシーバスのから揚げとイカの炒め物、手長エビの炒め物。エビはメニューの写真だともうちょっと立派な尾頭付きだったのだが、出て来たものはエビより春雨のほうが目立つかも(^^;

たいきは相変わらず魚が大好き。あっという間にシーバスをきれいに平らげてしまった。

そして第2弾は空芯菜の炒め物とチャーハン


ビールももう一本追加してお腹いっぱいだ。

最初はどうなるかと思ったけど、おいしくて幸せだ〜
なんだか今回タイに来てやっと現地っぽい料理をたっぶり食べた感じだな。

お会計を済ませていい気分で店を出ると、トイレに行きたいと言うたいきとひーこはホテルに直行。

僕はせっかくなので懐中電灯片手に海のほうから帰ることにする。
改めて見てみると、ずいぶん沖のほうまで潮が引いているようだ。砂浜には取り残されたくらげが落ちていた。

沖のほうを懐中電灯で照らすと、ササゴイらしき鳥が何羽も「グェ」っと鳴きながら飛び立つのが見えた。

 さっきは気づかなかったが、隣のレストランとの間には廃墟のようなホテルがあって、そこに立つ椰子の木がコウモリのねぐらになっていた。キーキーと鳴きながら小型のコウモリがしきりと出入りしている。何とか撮影しようとしたものの、もうちょっと大きなストロボでもないと厳しいようで、椰子の木の姿を映すのが精一杯だった。

ここでちょっと時間を食ってしまったせいか、ホテルに帰るとみんなすでに就寝中。
やばい、出遅れた!とあせりつつもう一本シンハを飲んだら僕もすぐに爆睡してしまった。

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