後ろ髪を引かれながらも機材を片付け、自転車を漕いでホテルにもどると9時過ぎ。もうみんな起きていた。
それじゃ改めて、あけましておめでとうございます。
たいきにお年玉をあげたら朝ごはん。この元旦の朝に備えてひーこはお雑煮キットを用意していた。気が利くねえ
ちなみにカップは昨日の年越しそばの容器を洗ってとっておいた。これにお湯とインスタント味噌汁とスライスもちを入れたら出来上がり。ちゃんと鏡餅とお正月用のお箸ももってきていたようだ。
ちゃんとお餅もとろけてくれて美味しかったのだ。
と、ちょっとお正月気分を味わったらスーツケースに荷物を片付けて出かける準備をすませる。
この景色もこれで見納めだな。空は今日も霞がかかったようで、風も相変わらず肌寒い。
南国と言うにはいまいち発汗が足りなかったけど、のんびりできて楽しかったなあ。
ピックアップ予定の11時にチェックアウトしてロビーで待っていると、ちょっとだけ遅れてノンパパさん到着。
今日はノンさんいないようだが、きっと来る時狭かったからスペース確保のために遠慮してくれただろう。
車も今日は大き目のミニバンで僕は助手席だったので広々過ごせそうだ。それじゃ出発!
ノンパパさんはほぼ英語NGなので会話するにも笑顔とジェスチャーくらいしかないのが辛いところなのだが、ケンカチャンまでは2時間くらいだそうだというのは伝わってきた。
車は昨日のバイパスを横断してそのまま内陸に向かって進んでいく。初めてのケンカチャン、はたしてどんな秘境なんだろうか・・・
途中びあしんさんから電話をいただいた。ちゃんとノンパパさんに合流できたか心配してくれたようだ。
昨日のお礼と今朝のヤマショウビンポイントの話をする。
明日の朝はまだチャアムだとの事なので、ぜひチャレンジして欲しいな。びあしんさんなら車があるからもっと近くでヤマショウ撮れるに違いない。
今回車の手配からケンカチャンのバードウォッチングの手配、昨日のガイドドライブまでめちゃくちゃお世話になっているので、これでちょっとでも恩返しができるといいのだが。
やがて周りの景色が田舎っぽくなってきた。
時々通過する小さな集落もどんどん山奥に入ってきてる気分にさせる。
やがて前方に山並みが見えてきた。あれがケンカチャンかな?
道が山の中にくねくねとした坂道を登っていくと、前方にダムサイトが見えてきた。そして坂を登りきると、、海のような水面が見えてきた。これがケンカチャンの湖のようだ。
ここに来てノンパパさんはメモを取り出しあたりをキョロキョロと見回し始めた。ノンパパさんもボートハウスに行くのは初めてみたいだ。
ボートハウスって言うくらいだからこの湖畔にありそうなものだが、結局それらしき建物は見つからぬまま湖は過ぎてしまった。ノンパパさんも少々困惑気味のようだ。
そこに現れた小さな村。ここで車を止めるとノンパパさんはそこらへんを歩いている人にホテルの場所を聞きに行った。
ノンパパさんが特別なのかタイの人全般がそうなのか、おしゃべりと言うか人懐っこいよな。たぶん初対面であろう人と旧知の友達のように盛り上がっている。この2時間僕に話が通じずに、誰かとしゃべりたくてしょうがなかったのかも。
やがて情報収集の甲斐あってボートハウスの看板発見
そこからの脇道は細い農道のようになり。一瞬道ここでいいのか心配になったものの、すぐにゲートが現れた。
敷地内に入ると中はちゃんとしたリゾートっぽくて一安心。僕は寝に帰るだけだからいいけれど、ひーことたいきはここで3日過ごさなきゃならないんだから、変なところだったら絶対文句言われるだろうと心配していたのだ。
敷地内にはボートハウスってだけあってボートを模した宿泊棟がいくつも並んでいた。
椰子の木がいっぱい生えていてリゾートっぽい。
レセプションはさっきまでのノボテルのような豪華さはないけれど、自然豊かな感じ。奥はレストランになっていて、その向こうに湖が見える。ここでまずはチェックイン。
そして晩御飯は何がいいか聞かれた。いまから言っておかなきゃ準備が間に合わないようだ。渡されたメニューの中から5品を選んでくれと言う。ちなみに食事は宿泊費に含まれるそうだ。そりゃ知らなかった、なんだか得した気分だな。
ここでチェックインの手続きをしている間、ノンパパはホテルのスタッフとなにやら話し込んでいた。鳥見宿の名前を言っているのが聞こえるから、ここからの行き方を聞いているんだろう。予定ではここでチェックインだけ済ませたら僕はそのままそこのハイドに連れて行ってもらうことになっているのだ。
しかしノンパパさんと話し終えたスタッフが英語で「鳥見宿へ行くんですね」と聞いてきた。
そうだと答えると、それじゃ今送迎車を呼びますから、という。まあそれならそれでいいや。おねがいします。
ノンパパさんには明後日の午後1時に迎えに来てもらう約束をして、今回の代金を支払った。それじゃ明後日、またよろしく頼みます〜
そして待つこと数分、鳥見宿の人がピックアップトラックで迎えに来てくれた。
それじゃひーことたいき、また後でね!
|