ハイドに戻り腰を落ち着けると、今度もまず現れたのは再びクロエリヒタキ!メスだけれど割とゆっくりしてくれて、たっぷりその姿を堪能することができた
一度いなくなってもすぐ戻ってくる。
と思っていたのだが、こちらには喉の黒い輪が見当たらないので別固体なのかも。
クロエリヒタキの次はアオアシミヤマテッケイがやってきた。こいつがこれだけしょっちゅう出てきてるんだから、そろそろセキショクヤケイも警戒心を解いて出てきてくれないかと思うのだが、藪の奥でウロウロしているのがチラッと見えるくらいでなかなか手前までは来てくれない。
そして再びクロエリヒタキが戻ってくる。今度もメスのようだ。そろそろオスも出てきてくれないかな。
そこへ舞い降りたもう一羽の青い鳥。なんだ!?今までと違う感じが・・・
と思ったらオレンジの喉!成鳥のヒメアオヒタキじゃないか!!生憎物陰に下りたまま全身が見れないまま、何かに追われていなくなってしまったが、また来てくれるかな。
その追っ払った主がクロエリヒタキのオス、贅沢な話だ。
今度は一風呂浴びる前にいい所に止まってくれた。
う〜ん綺麗だしかわいすぎるっ!全身青だとつぶらな瞳が一段と際立つな。青からお腹の白へのグラデーションがまた美しい。こんな鳥がいるんだもんな。これだから鳥撮り遠征はやめられないんだ。
そして再びアオアシミヤマテッケイ。でも青い鳥たちが気になって、正直それどころではない。
その周りをクロエリヒタキ飛び回っている。こんな場所を独り占めできるとは、なんて贅沢なんだろう。
クロエリヒタキ、オスはそりゃ綺麗だけれど、メスのグレーの羽とのコントラストも結構綺麗だなあ。
奥の水場を歩いている黒っぽい小鳥はコルリ。風切羽まで青い成鳥だ。クロエリヒタキの青と比べたら地味だけれど、これはこれでいい色をしている。でもできたら日本で夏に再会したいところだ。
そのあと何かに気をとられてよそ見をしていてふと視線を水場に戻すと、さっきのヒメアオヒタキが降りているじゃないか!どこから来たんだ!? これまた美しい〜 でもここからじゃ足が隠れちゃってるよ。移動した方がいいかな?
と焦っているとヒメアオヒタキは地面に降りて何かをついばみはじめた。お〜!全身よく見えるぞ!しかしこのヒメアオヒタキ、何ヒメアオヒタキだろう?ここにいるヒメアオヒタキはミヤマ、シナ、ノドアカの3種がいるらしいが、どれも良く似ているのだ。でもお腹は白いのでノドアカっぽいかな。ということでノドアカヒメアオヒタキってことにしておこう。
その後もいなくなったり再び出てきてくれたりのノドアカヒメアオヒタキ。いなくなってもいつの間にか近くに止まっているっていう登場の仕方をする。どこか死角になるところにいるのかな。
何度も出てきてくれるといい所に止まってくれる確立もあがってくる。う〜ん、綺麗♪
なんせルリビタキの背中にムギマキのお腹だもんな。全部盛りって感じだ。
見返りもまたたまらん!バックもグリーンだし、もう天にも昇る気分だぞ〜
ノドアカヒメアオヒタキを堪能した後じゃコルリもちょっと色あせて見えてしまう。しかしこんなに入れ替わり立ち代り青い鳥が出てきてくれるなんて、青いの好きの僕にとってはほんと極楽のようだ(^^)
と、今度はヒメアオヒタキ系のメスらしき鳥がやってきた。
こちらを振り向くと喉のオレンジがお腹の方まで来ていたので、これはミヤマヒメアオヒタキのメスっぽい。
1日にしてヒメアオヒタキ2種ゲットか。すごい所だ・・・
その後、水場からは波が引くように鳥の気配がなくなった。ヒメアオヒタキももう出てこないけれど、鳥撮りはもう大満足。とはいいながらももうワンチャンス、何か撮れないかなという気持ちに引きずられ粘ること10分ほど、クロエリヒタキのオスが出てきてくれて、円はきっちりと閉じた。
その後もおまけのようにハイガシラチメドリとミミジロヒヨドリが出てきてくれたが、鳥撮りはもう十分だ。それよりまだ明るさが残っているうちに宿に戻ってちょっと位みんなで過ごす時間を持った方がいいだろう。
というわけでハイドに入って4時間ほどでここでの鳥撮りは終了。なんとも充実した時間だったなあ。きっと何度も来てればどの鳥も普通種なんだろうけれど、ケンカチャン初の僕にとってはどれもわくわくする鳥ばっかりだった。特に青いやつら、もう最高だったなあ・・・食堂に戻って機材を片付けると、帰りは買出しに行っているというエックスさんに代わってニコニコお父さんがメルセデスでボートハウスに送ってくれた。
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