Tinさんいつまで昼ごはん?
 さて次のポイントはどこなんだろう、カザリショウビンとかいるとうれしいのだが・・・

 と期待していたら、着いたのはさっきの大混雑キャンプ場。 なんだよ〜またここか〜
 どうやら今度は昼ごはんの時間らしい。そういえばもうそんな時間か・・・

 メニューはガパオライスということだったが、辛いのだめなんだ、というとTinさんはOKと言って厨房に入っていった。ちょっとは英語通じるのかな?

 そしてあっと言うのにガパオライスを持って戻ってきた。こういうときは「パッ ガパオ マイサイ ピッ」って言うんだと教えてくれる。パッガパオマイサイピッね、とくりかえすと笑顔が返ってきた。なんだかちょっと気持ちが通じてきたかな(^^

 料理の皿を前にしてさあ、撮影だ、と思ったら。ここでFZ150は電池切れ。まあいいや後は鳥だけ撮ってよう。

 ほんとにあまり辛くないガパオライスを中々おいしくいただく。一方のTinさんは知り合いを見つけたようでおしゃべりに夢中だ。まあいままでしゃべるの我慢してたんだから、気を使わせないようにここら辺で鳥でも探していようかな。と、さっきのトイレの裏側に行ってみると、遠くの木にアオミミゴシキドリが止まって「ココッココッ」と鳴いていた。

 空の彼方を何か猛禽が飛んでいる。なんだろうと思ってファインダーに導入すると、昨日も見たクロカッコウハヤブサのようだ。飛んでいると中々賑やかなパターンの体色だなあ。

 さてと、ここら辺の鳥はひとしきり見たしそろそろ次に行きたいぞ・・・Tinさんまだかな???と様子を伺うが、相変わらずおしゃべりに夢中だ。まあまだここに来て30分、もうちょっとゆっくりさせてあげよう。とはいえ今までの鳥ガイドさんにはなかった傾向だな・・・

 道路のほうにでてちょっとだけ歩いてみるとオジロビタキを発見。こいつも喉がちょっとだけオレンジがかっている。

 あとはあんまり鳥はいないなあ・・・時間をもてあましトイレのところまで戻ってくると、テーブルの上に放置された残飯にヒヨドリ系が寄ってきていた。ミミジロヒヨドリ?ちょっと違う気もするけど・・・

 う〜ん、暇だ〜〜〜すでに昼休みに入ってから1時間半は経っている。ケンカチャンの深部でじっくり鳥撮りできるのは今日だけなのに、何でこんなところでいつまでもグダグダしてなきゃなんないんだよ〜

 Tinさんはと見ると、相変わらずおしゃべりに夢中。いったいいつまで昼休みとってんだよ。とだんだん腹が立ってきた。もういいや、Tinさんが動く気がないなら、行ける所まで行って一人で鳥撮りしてやる!

 キャンプ場を離れ、100mほど一人で道路沿いを歩いていくと、路肩の木の中でヒタキっぽい飛び方をしている大き目の小鳥を発見!フライングキャッチを繰り返していたが、日のあたるところに出ると青く輝いている。お〜っ見たかったロクショウビタキだ!

 生憎逆光空抜けばかりで中々その綺麗な青が撮れないため、直射日光に当たってくれる機会を求めて木立の中を移動していくロクショウビタキを追ってさらに先に進んでいった。すると左側に入るわき道に遭遇。入り口には立派なトイレも建っている.トイレがあるってのは精神的に落ち着くよな。

 しかし残念ながらここでロクショウビタキを見失ってしまった。残念。

 他に何かいないかとあたりを探すと、トイレの裏でコクモカリドリを発見。

 さらにわき道を登っていくとベニサンショウクイの姿も。ちゃんと探せばちゃんと鳥がいるじゃないか!あんなところでいつまでもだべってるのは明らかに職務怠慢だぞTinさん!

 そんな気持ちが通じたのか。気がつくと車を移動させたTinさんがやってきていた。僕は丁度コアサクラサンショウクイを追っかけている所だったのだが、そこにちょっと申し訳なさそうに合流してきたのだ。

 しょうがない、許してやるか、とびあしんさんに教えてもらったメモを取り出し、タイ語で「ここでカザリショウビンを見ることができますか?」と聞くと、「なんだよ、タイ語しゃべれるんじゃん!」なんて勢いで○X△△□XX○△△□XX!と話しかけてきた。何言ってるかぜんぜんわかんないぞ〜

 そこで必殺兵器の図鑑を取り出すと、一種類づつ指差して、この鳥は見られる?と聞いてみた。カザリショウビン・・・この時期はいない。ヤイロチョウチョウは?・・・いない。ルリカワセミは、セグロミツユビカワセミは???・・・どっちもいない。時期が悪い。じゃあオナガヒロハシ・・・時期じゃない
アズキヒロハシ・・・だめ?ミドリヒロハシ・・・無理。せめてキヌバネドリ系は?やっぱこの時期じゃだめ?・・・・・・・・・・・


 じゃあこの季節は何がいるの?と聞くと「HornBill」・・・・だぞうだ。だからそれは好みじゃない、というかどうでもいいんだけどなあ。僕は小鳥が好きなんだよ!

 しかしこのあとここでTinさんが見つけてくれたのはオウチュウだけ

 あ〜あ、これでもう2時だよ。なんだかめっちゃ時間を無駄にじている感じだなあ。それじゃ3度目の正直だ、こんどこそオススメポイントに連れてっておくれ。と車に乗り込み走り出す。

 車内ではさっきと打って変わった態度のTinさんが当たりに目を配りながら来た道を下ってゆく。Naight jarが見たいか聞いて来たので、そりゃ見たいよ、と言うと、それじゃ帰りにポイントに寄って行こう。とこれに関してはなぜか自信満々だ。

 やがてTinさんは車を路肩に寄せた。何か見つけたのか?
 車を降りてTin産が指差す先を見ると、はるか彼方の枝に何かが止まっている。遠すぎてよく分からないのでボディーをニコ1に付け替えてたロクヨンで見てみるとカンムリワシのようだ。とりあえず多少はTinさんの面目躍如だな。

ただし遠すぎの逆光でまったく画にならないのが残念・・・・

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