ルンビニ公園朝散歩 |
翌朝も、今までの早起き癖が抜けずに結構早くに目が覚めてしまった。せかっくだからルンビニ公園でも散歩に行こうかと支度をしているとひーこも起きてきて一緒に行くと言う。珍しいねえ。 たいきはまだ寝てると言うのでそれじゃ朝ごはんを買いがてら、ひーこと二人で出かけることにした。 ホテルを出た時にはまだ太陽は昇っていなかった。 ここからルンビニ公園に行くには。ホテルの前の大通りを渡らなくてはならないのだが、横断歩道はどこにもない。どうも地下道で行くみたいだ。スカイトレインの横に地下鉄の入り口があったので降りてみると、道路の向こうまでいけるようだった。ただ、階段を下りたところに手荷物検査のゲートがあり、セキュリティーの人が立っている。彼に鞄の中のチェックをうけて通過すると、あとは地下鉄乗り場と仕切られた通路を通って向こう側にいけるようになっていた。 通路を渡りきり階段を上ると、そこはルンビニ公園のゲート前。 静かな朝の公園と思いきや、ズンダカズンダカと大音量で音楽が流れており、入り口の横ではそれに合わせて大勢の人が踊っていた。その正面にはお立ち台があり、サングラスをかけたインストラクターらしき人が切れのいいダンスを披露していた。他にもそこかしこで、おのおの好みの音楽をラジカセで流しながら踊っている人たちが居る。これじゃ鳥の声も聞こえないよなあ。 しかしタイの人たちは朝から元気だよな。昨夜は夜遅くまで路上食堂で飲み食いして、朝はこんなに早くからトレーニングしてるんだものなあ。 と思ったらさすが熱帯、こんな街のど真ん中にも1m以上ありそうなミズオオトカゲが泳いでいた。それも多数だ。日本でこんなのが居たらきっと警察が出動する騒ぎになるに違いない。 さらに奥まで行くと、やっと少し静かなエリアに出た。とはいえダンスが太極拳になった程度だが。それでも鳥の声くらいはききとれるようになり、綺麗な囀りに声の主を探すとシキチョウが止まっていた。 電線の上をリスが器用に走り回っていた。 芝生の上をあるいているのはホオジロムクドリ でもいまいちうれしくなるような鳥は居ないなあ。あまり長居するとひーこが飽きてしまうので、公園はここら辺で撤収し、朝ごはんを買いにいくことにしよう。この時間になるとみんな出勤してしまうためか園内は空いてきた。あのダンス教集団も撤収したみたいだ。明日はちょっと遅めに来たほうがいいかもしれないな。 さっき入ってきたゲートを出ると立派な銅像があったので記念撮影。
でもせっかくバンコクの朝ごはんなんだからこれだけじゃ味気ないねえ、と言いつつ店を出てホテルに向かって歩いている途中、揚げパン見たいなのの屋台があったのでこれも買っていくことにした、これはローカルフードっぽいもんな。 ひとつ注文すると、売ってたお兄さんが包丁で一口サイズに切って箱に入れてくれた。ソースは2種類あるようで、どちらがいいか聞かれたが味の違いをたずねると英語での説明が仕切れないようで両方くれた。見た感じ緑が甘くて赤いのがトマトっぽいのかな? さっきの揚げパンのほうもいただいたが、ソースは両方とも甘くって違いが良くわからなかった。 ワッパーセットのポテトも食べてお腹もいっぱい。食後はたしばらくたいきの宿題タイム。りっぱな執務机があったので、ここをたいき専用スペースにすることにする。これなら効率も上がるだろう。 その間、うちらは今日の予定を考えた。ひーこはマッサージにも行きたいようだが、そうするともう半日はつぶれちゃうのでそれは明日ってことにして、今日はチャオプラヤー川を船でさかのぼってワットポーの大仏見物という観光コースってのがいいかもね。それじゃたいきの宿題が終わったら出かけよう。 |