ワット・ポーの巨大大仏 |
ここまで来ると泊まっている辺りとは大分雰囲気が違う。3輪車のタクシー、トゥクトゥクが切れのいい排気音を響かせて走り回り、空が広くて周りには高いビルが見あたらない。
目標のワット・プラケオは王宮と一緒になっている広大な建物らしいが、となると目の前のどこまでも続く壁の中が やがて壁の切れ目に入り口らしきゲートが現れた。そこを入ってみると中はすごい人ごみだ。 敷地の中を建物に向かって歩いていくと左手に金色の塔が見えてきた。あれがワット・プラケオかな? まもなくチケット売り場が現れた。料金は?・・・ひとり500Bt!? 3人だったら1500Btもするの? 何だかタイの物価に慣れてきてしまった身としてはめちゃ高く感じる。大体手持ちの現金だって5000Btくらいしかないのに、そんなにとられたら昼ごはんも食べられなくなっちゃうよ。ということで王宮とワット・プラケオの見学はここで終了。 さあ、この先はどうしよう。予定ではワット・プラケオを見た後は比較的近くて金色の巨大大仏で有名なワット・ポーを見に行こうと思っていたので、とりあえずそのワット・ポーに行ってみるか。 しょうがない、ガイドブックを見ながらそれらしいほうへ行ってみるしかないか。大方の方角の見当を付け、きっと川沿いを歩いていけば付くんじゃね?という大雑把な方針を決定。今来たボート乗り場のほうに戻る事にした。 でももし道が間違っていたらまた戻ってこなきゃならないんだよなあ。それは辛い・・・ それにエンジン音もシングルっぽい音でいい感じだ。たいきもこれなら絶対酔わないと大喜びだ。 そして5分ほどでワット・ポーに到着。運転手さんにコップンカーップ、とお礼を言ってトゥクトゥクを降りる。なんか楽しかったねえ。普通の観光客みたいだとひーこも大喜びだ。 正面玄関を入るとすぐにチケット売り場。ここの入場料は100Bt。これならうちらでも余裕で払えるぜい。しかもミネラルウォーターのチケットつき、なんて親切なんだろう。ワット・プラケオも見習って欲しいぞ。 それでは見学を開始しよう。まず見ておかなきゃいけないのは何をおいても巨大大仏だ。 お作法に従い靴を脱いで中に入ると、そこにはいきなり金ぴかの巨大な顔が。目つき悪いけど(^^; まずは足のほうまで行ってみて、その大きさに感心する。こりゃすごいねえ、エヴァくらいあるんだろうか? 足の裏を見てみると曼荼羅とかいうのだろうか、沢山の絵が描いてあった。とても細かい細工だ。 再び入り口の方に戻ってお賽銭をあげることにする。お布施をいくらか払うとコップみたいなのに入った小銭をくれて、 うちらはケチってひとつのコップのを3人で分けたので、途中で足りなくなってしまい、最後はお椀5つ飛ばしで何とか最後までたどり着いた。これじゃご利益ないだろうな。 よく見ると枕も天井も柱もすごく細かい装飾がしてあるんだな。最後に頭のぶつぶつの数に感心して大仏棟を後にした。 大仏以外にもワットポーには色々見所があるようなので、とりあえず目についた一番高い建物のほうへ行ってみた。 歩いてまわると境内のいたるところに何十体もの金ぴかの仏像が並んだ建物もある。 そんな場所が至る所にあるので、さっき通ったところだかどうだかわからなくなってしまい迷子になりそうだ。 すると正面の入り口があり、中に入ってみるとひときわ輝きの強い仏像があり、沢山の人がお祈りをしていた。 それ以外にも立ち姿の大仏もあったりして、こちらも人気があるようだ。よく考えてみると最初の巨大大仏のところにはこんなに熱心にお祈りしている人はあまりいなかった気がする。やっぱ大きさよか中身なんだろうか。 あと、ここはタイ式マッサージの総本山として有名だそうだ。そして目の前がまさにそのマッサージ所! これで一通りワット・ポーの見るべきところは見たようだ。 |