CatTienの昼休み
本部まで戻ってきたのはカンムリカッコウ狙いだったのだが、一通り見周ってみたもののそれらしき姿はないようだ。
結局いたのはコサメビタキ(Asian brown flycatcher)くらいだった。残念。午前中の鳥撮りはこれで終了かな。

 でも三脚を担いで歩き回るのもだんだん辛くなってきたのでここらで休憩できるのはありがたい。それじゃ昼ごはんだ。

 食堂に行くとThang君が「魚食べる?」と聞いてきた。うん、と言うとしばらくしてお皿に山盛りのイワシくらいのサイズの魚の丸揚げ、それにご飯とゴーヤのスープが出てきた。魚はさくさくしていて生臭さも無く中々おいしかったが、
ちょっと骨が硬くて口の中に刺さるんだよね。地元の人はこれくらい平気で丸のまま食べちゃうんだろうな、
とガマンして骨を飲み込みながらThang君が食べているのを見ると骨を出してるじゃんか。なんだそれよかったのか〜。
一緒に醤油を出してくれたので、味は普通の魚のから揚げだ。

 今日のおかずは魚がメインかと思い3匹目をかじっていると、追加の野菜の炒め物と鶏肉の煮込みが登場。
しまった!これがメインだったか!魚でご飯一杯食べちゃったよ。でもこっちのほうが断然美味しそうなので
ご飯をお代わりしていただく事にする。しかし昨日の晩より豪華だなあ。
ベトナム人って昼ごはんに一番のウェイトを置いてるんだろうか?

 お腹もかなりいっぱいになりThang君と「もう見るもの見ちゃったし、午後は撮るものないねえ。どうしよう」と余裕をかましながら相談した結果、あとはアズキヒロハシでも見に行こうかということになった。まだ見たことない鳥だから見れたら嬉しいよな。
今回最後の大物って感じだ。

昼ごはんのあとは3時まで休憩。この体調には非常に助かるなあ。
部屋に戻ってとりあえずベッドに横になって腰を伸ばす。いてててて、やっぱり伸ばすと痛い・・・
それじゃ午後のスタートまでは寝転んでゆっくり養生しておこう。

と思ったのだが、折角ここまできてるんだ。やっぱり暗い部屋の中にいるのももったいないので
部屋の外に置いてあった椅子に座ってくつろぐ事にした。

照りつける太陽の下、本当はビールが美味い!って行きたいところだがジュースも美味い。
周りにはハイビスカスが咲き誇り、まさに南国の真っ只中、幸せだなあ、これで腰さえ痛くなければ・・・

蝶も結構飛んでいる。この黄色の蝶は沢山いたが、羽の下にちらりと見える青い模様がすごく綺麗だった。

大きなゆりの花にはキマダラヒカゲみたいなのが止まっている。

タテハの仲間だろうか。裏が地味だが表は綺麗かも、と期待しながら開翅を待ったが、いざ開いてみたら表も地味だった(^^;
 蝶撮りに熱中していたら勢いが付いてきてしまい、クロックスを突っかけたまま
D810と80−400mmを持って鳥を探し始めていた。腰も固めちゃうより動かしたほうがいいかもしれないしね。

食堂の横の高い木が生えている地帯に行ってみると金属的な声が聞こえてきた。
カザリオウチュウ(Greater Racket-Tailed Drongo)だ。2羽で暗い森の中をヒラヒラととびまわっている。

さらにサンコウチョウのような動きをするこの鳥は・・・クロエリヒタキ(Black-naped Monarch)のメスのようだ。

道路の反対側から聞こえてきた綺麗な囀りにつられていってみると、
鳴いていたのはズグロコウライウグイス(Black-hooded Oriole)

めちゃくちゃ綺麗なトカゲも発見!なんとも鮮やかな青だ。
こういうカワセミの背中みたいな青緑系の色ってのにはすごく魅力を感じてしまうんだよな。

こいつはフライキャッチを繰り返していたので最初コサメかと思ったが、
チャムネサメビタキ(Brown-breasted flycatcher)じゃなかろうか。

そうこうしている内にもうすぐ約束の3時。また三脚担ぐのか・・・ちょっと辛いかも(^^;

前へ目次次へ

鳥見旅行記トップへ

inserted by FC2 system