カブでGO!
食後部屋に戻って今日は何をしようか相談するが、たいきは午前中は疲れたからホテルでのんびりしていたいと言う。
無理やり連れ出すのもなんなので、たいきには留守番していてもらって僕とひーこはバイクを借りてツーリングに行く事にする。やっぱりベトナムに来たらカブに乗っとかなきゃなんないものな。

昨日自転車を借りたお店に行くとレンタルのカブもどきがあったので借してもらう事にする。
レンタルと言っても普段はこのうちの人が乗ってるやつなんだろうけどね。

今日もタイヤはフニャフニャだったので空気を入れなおしてもらった。

空気を入れている横で店のおばちゃんがガソリン満タンにしといてくれたら後でお金払うから、
とか言ってるっぽかったが良く分からない。まあ余裕があったら入れとくよ。
でもめんどくさいからきっと入れないだろうな(^^; それじゃまずは僕が運転で出発!

 う〜ン、バイクは気持ち良いねえ。みんなクラクションを鳴らしまくっていてベトナムっぽさ満点だ。
とはいえホーチミンのような大混雑はないので意外と走りやすい。

目指すはホイアンビーチだ。ここからは5km程度らしいが、果たしてたどり着けるだろうか。
ホテルでもらったパンフレットを確認しながら走っていくと道に並走して川が現れた。
この下流へ向かえばきっと海に着くだろう。

しばらく走ると気持ちにも大分ゆとりが出てきたのでちょっと寄り道。わき道に入って橋を渡ってみる。

橋の向こうにはちいさな集落があった。

さらに進むと田んぼの中の一本道になってきた。ショウビン系でもいないかとしばらく走ってみたが鳥の影は見られず。あまり行くと戻れなくなってしまいそうなので適当な所で引き返す。こんな寄り道が出来るのもカブならでは、楽しいね。

さっきの橋まで戻り右折し海への道に戻ったのだが気がつくと逆走していた。
右側通行とはいえみなさん心の赴くまま好きな所を走っているようなのでまあいいのだが、一応気をつけないと。

走っているとだんだんペースも上がってきたので追い越しのときとかに時々クラクションを鳴らしてみる。
最初はちょっと抵抗があったのだが、慣れてくるとクラクションの壁はどんどん低くなっていった。
そのうちバイクを見ると反射的にホーンのボタンに手が伸びるようになってきた。
なるほど、こうやってみんなビービーへの道を進んでいくんだな(^^;

やがてちょっと大きな町に出た。交通量も増え、ホーンボタンを押す指にも力が入る。

ここで今回初の信号発見!赤だから一応止まったが、みんなはビービー鳴らしながらどんどん追い抜いていく。
きっとここじゃカブはチャリの一種みたいなものなんだろう。
そういやうちらも国際免許持ってないけどなんも言われないもんな。
ちなみにエンジンをかけたまま鍵を引っ張ってみると普通に引っこ抜けた(^^;

この最大の難関と思われる街中を抜けると道はまた川沿いに戻った。
川幅も広くなってきたような気がするな。海も近いのかも。
時折短パン・ビーサン欧米人の2人乗りカブとすれ違うと、うちらが目指している方向は間違っていないと確信できる。

やがてもはや入り江?と言うくらいの大きな川を渡る。

その先は飲食店が増えてきて路肩にたまった砂が目立ってきた。きっとビーチはもうすぐだ!

そしてついに!  海だ〜〜!
砂浜に椰子の木がそよぐ南国のビーチだぜい。

イヤーやっと着いたなあ。まずはバイクと一緒にひーこと交代で記念撮影。


それじゃ海を見に行こう、とバイクを停められそうな所を探していると、明らかに係りの人には見えない兄ちゃんが
やってきて手を差し出してきた。駐車代ってことでお金をくすねる気のようだ。誰がそんなもん払うかよ。
「ここには停めないよ」というと兄ちゃんあっさり納得して引き下がったが、こちらも言った以上はここに駐輪する訳にもいかなくなってしまい、もうちょっと先に行って見る事にする。まあずっとビーチなんだからなんとかなるだろう。

しかし海沿いにはホテルがあったりビーチがあってもプライベートビーチのようで柵があったりと中々いい場所がない。

やっとバイクが止められそうな所にでたものの、そこは防波堤。でもまあ海は見れたからよしとするか。

ここで一休みしたら来たらそろそろ引き返すことにする。
たいきを置いてきちゃったから昼くらいにはホテルに戻らないと。今度はひーこが運転だ。

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