カブは重い!
来る時は運転で撮影ができかったので、帰りは色々撮らせてもらおう。

走り出してまず遭遇したのが少年チャリ集団。なんとみんなハンドルの所に子供の頃ヒーロー自転車についていたみたいな電子ブザーを付け、それをピーピー鳴らしながら走っていった。チャリまでピーピーだとは・・・
ベトナムの乗り物はクラクションの音で動いてるのか?

ホイアンに来たら行ってみたかった場所のひとつが「ホイアンビーチリゾート」
あの「どうでしょう軍団」が泊まったという由緒正しいホテルだ。
地図によると来る途中にあったと思うのだが気付かなかったなあ・・・

良く注意しながら走っていくと、あった〜。うちらが止まってるホテルより随分立派だなあ。

みなさんここから風致地区の日本橋まで来ていたから、きっと今走ってるこの道をカブで走ったのだろう。感慨深い。

帰りがけにビーチに寄ろうかと思ったが、またあの兄ちゃんと顔を合わすのも気まずいのでスルーして町中に戻る。

後ろの席だと周りが良く見える。道端のお店も風情があって良いねえ。

一方のひーこさんだが、周りの皆さんが相変わらずビービー鳴らしまくりなので、対抗してクラクションを鳴らし始めた。

そしてどんどんクラクションへの抵抗がなくなり、本人も気がつけばことあるごとに鳴らしまくるようになっていた。

とこまでは僕と一緒だが、ひーこはそこからさらに一段階進化したようで、いつのまにか思いっきりがに股になって空ぶかしを始めていた。ヤンキー化してしまったようだ(^^;ベトナムは恐ろしい・・・

このままじゃひーこがこっちに帰って来れなくなりそうなので、川沿いにあった駐車スペースで運転交代。

そこからの帰り道は意外と近くて、ほどなく市場の入り口のあたりまで戻ってきてしまった。
ここら辺は随分賑やかだなあ。クラクションを鳴らさずには入れない気分だ。

まだ時間は早いしこのまま戻るのもちょっともの足りなかったので、市場手前の橋を渡って中州に渡ってみる事にする。

橋の先の中州はうちらのホテルのある岬部分のさらに先にある完全に島状になっている部分だが
行って見ると観光地とは無縁な感じの普通の住宅地だった。
 
平日のせいか人もまばらだ。それじゃとりあえず川が見えるところを探してみよう。

そしてたどり着いたのがこんな所。あんまり綺麗じゃない。

実はもうちょっと自然が残っていて鳥もいるんじゃないかと
期待していたのだか、これじゃだめそうだ。それじゃ目的変更してカブで町中をぶらぶら散歩してみよう。


地元密着型の細い裏道に入り込んでいくと、水路があったりしていい感じ。

なんだか地元の人になった気分だ。

そんな路地を進んでいくと、道の上に屋根が渡され、家の敷地の一部になっているようなところがあった。
ここは通っちゃってもいいのかな?

と躊躇しながらも入っていくと、屋根の横はお寺のような場所だった。
奥には祭壇が設えてあり、人がいっぱい集まっている。

やがて昨日の日本橋の横でやっていた、ロックのようなお経が大音量でスピーカーから流れ始めた。
お昼のお祈りの時間なのかな?日本の仏教と比べると賑やかで明るい感じだな。

その後も路地から路地へと渡り歩くが、道は大体川に突き当たって終わっていた。

そんな風に近辺の細道もほぼ制覇してもう行く所もなくなったので、もうそろそろ帰ろうかと橋のほうへ戻る。
広めの通りの戻ると大きなガジュマルの木があった。この幹を見てるとなんだか沖縄に行きたくなってしまうな。

前方にはニワトリを抱えたバイク発見。生きてるのか分からないがさすがベトナム。

橋の近くまで来ると、後もうちょっと寄り道したくなり、また脇道にはいってみた。

ここは川沿いに道があるのでどこまでいけるか走っていくといい感じの草原になってきたがなんか鳥はいないなあ。

それじゃ反対のほうに行ってみようか。と走り出してしばらくたった頃だ。
いきなりエンジンが息継ぎをしだし、結局止まってしまった。どうしたんだ?

落ち着いてもう一度エンジンをかけてみると一応かかるが走り出すとすぐ止まってしまう。この感じは・・・ガス欠?
メーターを見ると・・・あ〜!スッカラカンじゃん!レンタル屋のおばちゃん、こんなだからガソリン入れろって言ってたのか
こんな所でガス欠なんてどうすりゃいいの〜・・・

近くに小さな食堂があったのでここら辺にガソリンスタンドがないか聞いてみたが、結構遠くまで行かないとないらしい。

じゃあしょうがない、押して帰るしかないか・・・

と言うわけでひたすらカブを押す帰路が始まった。幸い橋からさほど離れていたなったので帰れないことはなさそうだ。
でも動かなくなったカブは結構重くてヒーヒー言いながら橋を渡った。

橋を渡り追え疲労困憊している所にすばらしい贈り物が!
道のすぐ横の木でヒメカッコウが鳴いていたのだ。今回の遭遇で一番近い!
バッグの中に忍ばせておいたD810と80-400mmが役立つ時がきた。
カブを路肩に停めると連写連写!
これでちょっと元気が回復。再びカブを押はじめ、なんとか市場を抜けて昨日昼ごはんを食べたあたりまで到着。

そして風致地区の橋を渡ることができた。ここまでくればホテルはもうちょいだ。

そして何とか帰還、は〜疲れた〜〜
レンタル屋のおばちゃんに文句を言おうかと思ったが、家には鍵がかかっていて呼んでも誰も出てこない。
困っていると隣の家のおばちゃんが出てきて鍵を預かってくれたので、後はお願いして部屋に戻った。
レンタル屋のおばちゃん、エンジンかからなくて焦っても知らんからな。

しかしほんと疲れた、喉もカラカラだ。とりあえず冷蔵庫から333を取り出してテラスで一杯!う〜〜ん、たまらん!

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