川沿いを離れて次に向かったのは森の中のポイント。
一応この先にも川があるそうなので、もしかしたらセグロミツユビの可能性もなくはない。
森の中を歩き出すとPaan君がヤマキヌバネドリの声がするという。それは探さねば。 と声のほうに向かって木々の間に分け入っていく。
声はだんだん近くなってゆき、そしてついにPaan君がその姿を見つけてくれた!
その特徴であるお腹の黄色が見えないが、やっぱりキヌバネドリっていうのはテンションあがるな! こっちを向いてくれるのを待ってみたのだが生憎そのまま飛んでいってしまった。残念。
すると今度は聞いたことのある「ピィーピィーピィーピィーピィ〜」という声が聞こえてきた。
これはカザリだね!とPaan君に確認するとそうだという。ここからコールバックを交えて姿を探す。
カザリショウビンはコールバックへの反応が良いので捜索にはとても役に立つ。
とはいえこんな葉っぱが生い茂ったジャングルの中でその姿を見つけるのは非常に困難だ。
でもそこはPaan君、木の上のほうに止まっているカザリショウビンを見つけ教えてくれた! おお〜何度見ても綺麗だなあ・・・前回に引き続き3ヶ月で2回連続だ。でも前回はカオヤイ、 KKCで見れるとは全然思っていなかったのでとってもうれしい。
これでセグロミツユビが見れなかったことは帳消しだね!
カザリショウビンに満足したら再び森の中、川のほうへ向かう。 途中の朽木に生えていたオレンジ色をした綺麗なキノコはシャンパングラスというそうだ。繊細な姿はまさにそんな感じ。
対称的にごっつい蜘蛛も現れた。胴体の長さだけで3cm以上、足を入れると10cm越え。まるで甲殻類のようだ。
やがて川のそばにたどり着くと水浴びしていたのだろうか、大型の鳥が飛び上がった。
なんとも派手なこの鳥はチャムネバンケンモドキ
じっとしてくれていたのは一瞬ですぐに森の奥へ飛んでいってしまったが、もうちょっときちっと撮りたかったなあ。
肝心のセグロミツユビの姿は見えなかったので来た道を引き返すとさっきの場所でカザリショウビン再び登場。
そして再び聞こえてくるヤマキヌバネドリの声。 今度はお腹側が見たいなあと思い声を頼りにまた森の中に分け入っていく。
すると葉っぱの向こう、意外と近いところに止まっていたヤマキヌバネドリ発見!
葉っぱかぶりではあったがお腹もしっかり見えるいいポジションだ! Paan君は気づいていなかったがとりあえず一連写!
青いアイリングがとても綺麗だ。
そのあとPaan君を呼ぼうとしたらキヌバネドリは飛んでいってしまった。
どうもガイドさんと一緒にいても友達と鳥撮りしているような気分になってしまい 自分だけが撮影するのは気が引けてしまうのだが
Paan君は僕が撮影できたのでそれはそれで良かったみたいだ。プロだねえ。
それじゃ一応目標も達成できたからお昼ご飯にしようかね。と車に引き返す途中、 さっきの大きな蜘蛛も昼ごはんにありついていた。
車に乗り込むと一路公園の外へ。
ゲートを抜け着いたのはこの前びあしんさんと昼ご飯を食べた店。
喉が渇いたのでコーラを飲んでいるとPaan君がそこらに吊り下げられている食べ物をちぎって持ってきた。
食べてみな、と言うのでひとつ頂くと、にんにくがめちゃめちゃ利いたちょっと酸味のあるピリ辛ソーセージだった。
びあしんさんが大好きなつまみで「ネェ〜ム」と言う名前らしい。
確かにこりゃビールと合いそうだね、と言うと晩御飯の時用にひとつキープしてくれた。
続いて出てきた今日の昼ごはんは米が品切れだったためインスタント麺で作ったミーゴレンみたいなやつだった。
ライムを搾り、ちょっと唐辛子をかけて食べるとインスタント麺なのにとても美味しい。
ミーゴレンを食べ終わるとデザートに何かの果物も出してくれたのだがなんだろこれ?
Paan君に聞いてみるとジャックフルーツだそうだ。へ〜中はこうなっているんだね。
ドリアンに似た外見を思い出し食べるのをちょっと躊躇したが、 意を決して一口齧ってみると思っていたような臭みはなく、
サクサクとした歯ざわりに程よい酸味と甘みがあってとても美味しい。 夏みかんの汁気が少なくなった感じのような味かな?
一方いつもお腹を減らしているPaan君のやきそばは超特盛り。 店のお姉さんが気を利かせたのだろうが、あまりの量に食べきるのはかなりしんどそう。 ちょっと食べるの手伝ってくれない?と言われたが、僕もジャックフルーツ食べ過ぎてお腹一杯だよ。
彼がヤキソバと戦っている隙に、僕は食後の腹ごなしにお店の周りを偵察。
すると逆立ちする真っ赤なトンボ発見。何でこんな格好なのかな?花にでも擬態しているつもりなのだろうか?
店の周りではタテハモドキみたいなチョウが数匹飛び回っていた。
炎天下の真昼間、犬も暑さにだらけまくっている。なんとも長閑だねえ。
結局Paan君は完食しきれずギブアップ。それじゃ一休みしたらミナミヤイロチョウの子育てを見に行こう。
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