目指せカオサムロイヨ〜っと
空には相変わらず雲が多く雨の心配もあったので一応レインウェアを用意して、
鳥撮り用にサンヨンPFとテレコン付きのD500と記録用のFZ150をカバンに入れてホテルを出発。
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繁華街に行くとバイクがずらっと並んでいる店を発見。
b0166975_21460661.jpg店番のおじさんに声をかけるとレンタル代は車種によって違い、PCXなんかはちょっと高め。他に中級クラスと安いクラスがある。 最初は一人一台で借りようと思っていたが、やっぱりはぐれたりしてもめんどくさいから2ケツに作戦変更。2人で乗ってもちょっと余裕がありそうな中級クラスを借りたら250Btくらいだった。

並んでいる中からよさそうなのを選び、バスポートを見せて申込書に必要事項を記入してバイクを貸してもらう。
借りたのは110ccくらいのヤマハ製タイスクーター。メーター周りなんてうちのアネーロよりずっと近代的だ。
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 店のおじさんがまずはガソリンを入れていったほうが良いといってスタンドの場所を教えてくれた。
確かにガソリンにはいつも悩まされるからね。
ちなみにカオサムロイヨートまでは遠い?と聞くと「このバイクじゃ結構かかるかなあ」とのこと。
あとスピード出しすぎると捕まるから気をつけて、とアドバイスをいただく。
確かに実質無免許だから気をつけて行ってきま〜す。

慣れないタイとはいえ左側通行だし走り出してしまえば日本で乗っているのと大して代わらない。
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言われたとおりにガソリンスタンドに行ってみるが、なんだか給油機の前は大混雑でバイクがあふれている。
どうしたんだろう?事情がわからずそのまま待っていると、一台また一台とバイクはあきらめてスタンドを出て行った。
どういうことか店員に聞いてみるとなんかトラブルがあったみたいだがタイ語なのでよく判らない。
でもこのまま待っていてもガソリンの補給はできそうもないので諦めることにする。

するとちょうどその時、同じように給油を諦めて出て行くカブのおっちゃん発見。うちらの目指す南の方へ向かった。
あの後をつけていけばきっと他のスタンドに行くに違いない!と追跡開始。

車の間をすり抜けつつおっちゃんを追いかけていくが、おっちゃん中々スタンドには行ってくれない。と言うよりスタンド自体がないようだ。みんなどこでガソリン入れてるんだろうなあ?

やがて街中を過ぎてしまい、道は片道一車線の田舎道になってきた。
おっちゃんを追いかけて結構飛ばしたのでガソリンメーターがどんどん下がっていく。
カブみたいな形の癖に燃費はあんまり良くないようだ。やっぱり2ケツが重いってのもあるのかな。
さて果たしてこの先にスタンドなんてあるのだろう」か?

さっきのスタンドから大分走ったと思うのだが、もしこの先ガソリンの補給ができないとなると、
そろそろ引き返さないと帰るに帰れなくなるぞ・・・ベトナムでのガス欠体験が頭をよぎり不安になってくる。

それでもおっちゃんを信じて走り続けたが、なんてこった、ついにおっちゃん路地に入っていってしまった。
きっと家に帰るんだorz

さあ、どうしよう。この先スタンドがあるか信じ続けて先に進むか、それとも諦めて引き返すか・・・

心の中で葛藤を続けながら走っていると小さいバイク屋発見。
もしかしてここの店員さんならスタンドの場所を知っているかも!
と一縷の望みを託して店に入ってみると、中にはおじさんが一人。
タイじゃガソリンと言っても通じないので「ここらへんにペトロナムステーションありますか?」と聞いて見ると、
おじさん小首をかしげ「ペトロナム?」と聞いてくる。
そうそう、と答えるとうなずいて、奥からお酒のビンみたいなのを2本持ってきた・・・あれ?それガソリン?
そう、ここらへんじゃ雑貨屋さんみたいな所でもビン詰めでガソリンを売ってるんだ。良かったよ〜

ほっとしてシートを開け2リットル分給油をしてもらう。ガソリンを入れるおじさんの背中がすごく頼もしく見えるなあ(^^;b0166975_21461621.jpg
ガソリンメーターも満タンになって気分もすっかり晴れ渡った。これで先に進めるぞ!

再びバイクにまたがり出発!グーグルマップをみるとこのまま行けば岬に建つお寺、
ワット カオ タキアップに着くはず。そして程なくそのお寺に到着。金色の大仏が海を眺めていた。
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お寺の前は遠浅のビーチになってる。シギチとかアジサシでもいないかと思ったが鳥の姿は見えない。
遠くに見えるホアヒンの街並からすると結構来たみたいだ。
でもカオサムロイヨーまでの道のりはまだまだ遠い。
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ワット カオ タキアップを後にして走り出すが、どうもうちらは本線をそれた裏道にいるようだ。
でもいまさら片道3車線のメインロードを行くのもしんどいので、できるだけ海岸線沿いに南下してみることにした。

すると道は程なく線路沿いのダートにぶつかってしまった。先に進むにはこの線路を越えないとどうしようもないようだ。
どこか渡れる所はないかと線路沿いに走っていく。前にはバナナボートを牽引する原チャリが走っているし路面は滑りやすい砂の道、飛ばすに飛ばせずストレスがたまる。
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そのうちやっと踏み切りに到着。南への一歩を踏み出せた。
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そして程なく国道に合流。もう変な道に紛れ込むのもいやなので、以降は国道を走ることにする。
幸いここらへんまで来ると片道一車線になり。路側帯にはラインが引かれたバイクレーンが出来ていたので
そこをほどほどのスピードで流れに乗って走る。少々風が強いがこれはこれで快適だ。

途中フォレストパークと言う看板がありちょっと心惹かれるものがあったが、
ここまで来たら後ちょっと頑張ってカオサムロイヨートを目指そう!
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やがてバイクは再び大きな町に入る。ひーこにグーグルマップでナビしてもらっていたのだが、どうやらここらへんが
カオサムロイヨートへの入り口みたいだ。いつの間にか太陽が顔を出したようで、信号で止まったら灼熱地獄。
さすが熱帯のパワーだね。早くクーラーの効いたビジターセンターに行きたいぞ〜
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そして間もなく左へ折れるわき道に入る。すると車の数は一気に減り長閑な田舎道が現れた。
天気もしっかり良くなり青空が広がってきてていい気分。でも風がちょっと強くなってきたかな。
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この先はあまりお店もなさそうなので雑貨屋さんでジュースを購入。
隣に小さいスタンドもあったのでガソリンも補給しておいた。
おなかの方は朝バイキングをたらふく食べてきたので当分大丈夫そう。これで準備は万端だ。
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ここからは運転をひーこに交代して僕は後部座席で風景撮影に専念することになる。
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昼時なので派手派手寺院からは大きな音でロックっぽいお経が流れてきていた。
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そして再び踏み切り通過。あれ?さっきも踏み切り渡った気がするけど道合ってるよなあ・・・b0166975_21481990.jpg

 

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