昼ごはんの後、ミナミヤイロがいなくなった隙を見計らってトイレタイム。みんなでハイドから出て用を足す。
蒸し風呂のようなハイドから出ると風が涼しくてとっても気持ちよかった。
でもこの蒸し風呂のおかげでヤイロチョウがあんなにたっぷり見れるんだからな。
ハイドは外から見るとこんな感じ、ホームレスの家みたいなもんだ。
近くに綺麗な蝶がいたのでちょっと撮影。
ボルネオで見たトラフタテハみたいだけどこっちのほうが青が入っていて綺麗だった。
もうちょっと蝶も探したかったがあまり外に長居するとまたPaanくんに怒られそうなのでほどほどにしてハイドに戻る。
この休憩タイムが功を奏したようで、しばらくミナミヤイロチョウが寄り付かなくなった。
静かになった水場にまずやってきたのはクロエリヒタキ
そして奥の斜面でなにやら動くものが!もしやズグロ!?と一瞬期待したがタケアオゲラだった。
それから待つこと数分、奥の斜面の下草の中を動く影が!
木々の隙間から見えたその姿は待ってました!のズグロヤイロチョウだった!
ズグロヤイロチョウは序所に開けた所に移動してくる。
そしてついに水場のところまでやってきた!やっぱりミナミヤイロがいたから近づけなかったんだな、健気なやつだ。
こいつもなんて綺麗な鳥なんだろう。単色に見えるボディーも首から胸にかけてわずかに
青のグラデーションがかかっている。大きさはミナミヤイロチョウより一回りくらい小さかった。
待ちに待った出会いで緊張と興奮が入り混じり、鼻息でファインダーを曇らせながらシャッターを切り続けたのだった。
そしてこのカットを撮った後、何かにびっくりしたようにズグロヤイロチョウは森の中へ飛び去ってた。
かわりに現れたのはやっぱり・・・ミナミヤイロ番長(^^;お久しぶりです!
ズグロも撮れたし、このあとはヒメオウチュウや
オニクロバンケンモドキなどを交えながら
ミナミヤイロを心行くまで堪能させていただいた。
しばらくしてミナミヤイロが去り、ちょっと空白のような時間があったのだが、
そのあとさっきまでヤイロが水浴びをしていた水溜りに巨大なものが落ちてきた!
げ〜!猛禽じゃん!まさかこんな小さい水溜りにくるなんて思いもしなかったからもうびっくり。
しばらく呆然としつつもシャッターを切り続けた後、猛禽は飛び去っていた。
Paanくんはこの時タカサゴタカといっていたが、びあしんさんの判定ではミナミツミだったようだ。
この頃になるとハイドの隙間から時折涼しい風が吹き込んでくるようになった。風自体はとっても気持ちよいのだが
空の雲も厚くなってきたので雨が近いのかもしれない。びあしんさんから前回のKKCで鳥撮り中すごい雷雨に遭遇して死にそうになったって話を聞かされていたのでちょっと心配だ。
ミナミツミの去った後の水場にはまたクロエリヒタキがやってきた。口の中はサンコウチョウの仲間らしく黄緑なんだな。
やがて雲行きはさらに怪しくなってきた。びあしんさんとやばそうですなあ・・・
なんて話していたら、遠くでゴロゴロと雷の音も聞こえてきた。そろそろ潮時かな、とPaanくんを見ると、
彼も同じ気持ちだったようで車に戻ろうと言うことになった。これでポンドでの鳥撮りは終了だ。
まあ目標も達成できたし十分だろう。あとは雨で機材が壊れなければ言うことなし。
機材を片付け歩き出すとポツポツと雨粒も落ちてきた。急がなくちゃ!
|