ルンビニ公園で朝ごはん |
昨日は部屋に戻るとぶっ倒れるように眠ってしまった。 そして今朝はひさしぶりに朝早起きしなくてもいい幸せをかみ締めようかと思ったのだが、 ここのところの習慣でまだ暗いうちに目が覚めてしまう。でももったいないから二度寝して7時頃本格的に目を覚ました。 ひーこも起きだしてきてルンビニ公園に走りに行くと言う。 それじゃ僕は鳥撮りしているから8時前くらいに正面ゲートで集合して、屋台で朝ごはんを食べようと言うことになった。 ひーこが出かけてしばらくしてから僕もバッグにD500とサンヨンPFを入れ、首からコンデジを下げて部屋を出る。 ホテルを出て地下鉄の構内を通って大通りを渡ればすぐにルンビニ公園だ。 さて何か鳥はいないかな?と外周道路に沿って歩き出すと「コココココココ」とムネアカゴシキドリの声が聞こえてきた。 声を頼りに姿を探すと・・・はるか彼方の木の上に鳥の影が見える。あれかな?と思いファインダーを覗いてみるとやはりそうだ。 ちょっと遠いがサンヨンとD500の組み合わせはなかなか良く解像してくれるねえ。 続いてタイヨウチョウ狙いで前回花が咲いていたあたりに行ってみるが、時期的なものか花はなかった。 タイヨウチョウの姿もなかったが、近くの木にリスがいたのでここまで来たのは良かったかも。 じゃあちょっと早いけど待ちあわせ場所の辺りに行っておこうかな、とミミジロヒヨドリなど撮影しながら 正面ゲートに行くと、ちょうどひーこが走ってくるところに遭遇。 この外周は一周2.5kmあるのだが、それを2周したそうだ。結構走ってるねえ。それじゃ朝ごはんを食べに行こう。 ひーこは昨日も独りで来たそうなので勝手は良くわかっているという、それじゃ案内しておくれ。 屋台村に向かって歩いている途中、突如スピーカーから歌が流れ出した。ひーこが「8時になると国歌が流れ、 その間タイの人はみんな立ち止まって黙祷するのだ」というので周りを見渡すと、本当だ、みんな止まってうつむいている! うちらもなんとなく動いちゃいけない気分になってじっと様子をうかがっていると、 歌が終わったとたんみんな何もなかったかのように動き始めた。へんなの。 屋台村に着き、まずはひーこおススメのジュースを一杯。なんだろ、この緑がかった牛乳みたいなの?ペットボトル入りと ビニール袋入りがあり、安いビニールのほうを買うと端っこに切り込みをいれてストローを挿してわたしてくれた。 一口飲んでみると・・・なんだ?あんま甘くない、でちょっとしょっぱい。みかん見たいな香りもするが基本的になんだかよくわからない味・・・ありていに言えば美味しくない(^^; 一方ひーこは「走った後にはこれがすごく美味なのだ」とゴクゴク飲み干してるので僕の分も飲んでもらう。 確かに暑くなってきたけど僕はまだそこまで喉が渇いていなかったってことなのか、ひーこの味覚が特殊なのか・・・ のどが潤ったあとは朝ごはん。屋台村の中に入ってみたが、8時じゃもう時間が遅いのか片付けている店が多い。 そんななかで僕はチキンライス、ひーこは中華粥を買ってきて空いているテーブルで食べる。 こういうご飯も旅情があっていいもんだ。味もなかなか美味しいのだ。 食後はちょっと公園散歩。歩き出すとすぐにシキチョウ発見、ってこいつはどこにでもいる。 けたたましい声に顔を上げると黄色い鳥がカラスを追い掛け回していた、コウライウグイスだ。巣でも狙われているのだろうか。 そのあたりの木から木へ飛び回り、カラスが来るとすかさず迎撃に向かっていく。綺麗な鳥だが気が強いねえ。 しばらくコウライウグイスに遊んでもらったあと池のほうにいくと、ルンビニ公園と言えばこれ!ミズオオトカゲが出現! ちょっと近づくと逃げて行き、体に似合わず気が小さい。だからこそこんな公園で人間と共存できるのだろうけど。 この見た目で凶暴だったらあっという間に退治されちゃってるだろうからな。 このあともミズオオトカゲは続々登場。花の向こうにメルヘンチックに佇んでいたと思えば 大きな魚にカブリつく恐竜のように禍々しい姿も見せる。オオトカゲも大きいが魚も大きい。30cmはあっただろう。 この池にはこのサイズの魚がうじゃうじゃいるんだろうな。そうじゃないとこれだけの数のオオトカゲは住めないだろう。 都会の真ん中の公園でも熱帯の豊穣の恩恵というのはあるようだ。 池のほとりを歩きながら公園の中程の湿地まで行ってみるとアミハラがいた。 稲のような草の中にいたのはキムネコウヨウチョウのメス。ここでは初めて見る。オスだったらもっとうれしかったのだが。 平日のこんな時間だ、人も少なくていい気分だねえ。 なんていろいろ眺めながら歩いていたら結局外周を一回りしてしまった。そろそろ部屋に帰って今日の予定を考えよう。 |