宿に戻るともう8時、部屋に行ってみるが鍵がかかっていた。ひーこは一人で食堂に行っちゃってるのだろう。慌ててメモ用のFZ150とサンヨンPF+1.4xテレコンつきD810だけ持って食堂へ向かう。なんだか早朝と違って鳥の声がいっぱい聞こえるな。
なんて思いながら食堂に行くとひーこは窓際の席ですでに食後のコーヒーを飲んでいた。
朝ごはんはバイキングなので僕もご飯とひき肉の煮込みときゅうりのキューちゃん他おかず少々をとってきて食べ始めた。そして何気なく窓の外を見ると、石垣の上で小鳥が遊んでいるのが目に入った。ん?なんか赤っぽくね?
慌ててカメラを構えて覗いてみると・・・おお〜!タカサゴマシコじゃないか!何でこんなところにいるの?!
こうなったら一刻も早く飛んで行きたいところだが、食事中は鳥を撮りに行っちゃいけないルールが〜
と悲しそうにしているとひーこさんから許可が出た!ありがとう!超特急でご飯を欠きこみ外へ飛び出すと
タカサゴマシコのところへ直行。途中アリサンヒタキも現れたが今はタカサゴマシコしか目に入らないのだ。
食堂から見た場所からはちょっと移動していたが、タカサゴマシコはまだ石垣の側面で草の実を啄ばんでいた。
そっと近づきシャッターを切る!やった!タカサゴマシコゲット!
ここから先はしばらくタカサゴマシコ祭り。ここにいたのはオスばかり数羽の群れたっだ。
深紅の中に銀色の眉毛がきりっと凛々しくめちゃくちゃ綺麗だ。
しかしこんな近くにこんなにいっぱいいたなんて、これなら朝からここで撮っていればよかったなあ。
折角なのでロクヨンで撮りたいところだが、こんなに目の前で飛び回られていたら、ちょっとこの場を後にするわけにはいかないよなあ。幸いこのサンヨンPFはとっても良く写るので、このまま撮っていても問題ないといえば無いのだが・・・
しばらくすると食後のコーヒーを飲み終えたひーこ大先生もやってきたのでタカサゴマシコのいる場所を教えると、
お〜綺麗〜と言って結構必死になってスマホで撮りだした。これでちょっとは鳥撮に興味持ってくれたかな? 今期日本ではオオマシコを撮れなかったのだが、これで少しは溜飲を下げる事ができた。と言うか大満足、幸せだ〜 少しづつ移動していくタカサゴマシコを追いかけていくと、ピンクの花の一杯咲いている木のところにたどり着いた。
山桜だろうか?そしてそこは小鳥の声でうるさいくらいの楽園だったのだ。
木の中で花の蜜を吸っているのは、これも見たかったカンムリチメドリじゃないか!
良く見ると山桜はそこらじゅうにあって、花から花へとカンムリチメドリがメジロのように飛び交っていた。
そしてこれは見れないだろうな、と思っていたタイワンシジュウカラも現れた!
なんて頭してるんだろう、しかもお腹黄色いし!もうたまんね〜!まさに極楽じゃ〜!
よっし、やっぱりロクヨン持ってきてもっときちっと撮りなおそう!と桜を後にして急いで部屋に戻ろうとすると、
タカサゴマシコがそれを阻止しようとしてか目の前で愛嬌を振りまくのだった。ホント幸せだ〜(^^)
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