タカサゴマシコの誘惑をなんとか振り切り部屋まで戻り、車に積みっぱなしだったロクヨンと三脚を組み立てると食堂へ取って返す。その途中「キョッ キョッ」という聞いたことのある声。立ち止まり声のほうを探すと木の幹にオオアカゲラが止まっていた。日本のよりお腹の縞々が細かいかな?
しかし食堂横まで行くとさっきまでいたタカサゴマシコの姿はなくなっていた。は〜こんなもんだ。
その代わり街路樹のなかにシマドリ発見、こいつも見たかった鳥だ。鮮やかではないが模様が綺麗だ。
しかしタカサゴマシコはどこに行っちゃったんだろう?と思いつつ食堂横のゴミ捨て場のようなところにさしかかると、 廃材のなかに大きな鳥がいるのが見えた。キンバネホイビイかな?と思ったのだが何だか青っぽい!
良く見える位置に移動してみると・・おお!あれはルリチョウじゃないか!これまた見たかった鳥だ。 微妙な青がなんとも綺麗だな。これは英名にFormosan
という名前がついているので台湾固有種なのだろう。
しかしどの鳥も見たかった、そしてほぼ初めて見る鳥ばかりでとっても新鮮。日本のすぐ隣だってのに随分鳥相がちがうんだなあ。 込み入った枝の中をちょこまか動き回っているのはズアカエナガかな?色は地味だけど模様は派手だ。
さっきはタカサゴマシコに夢中で後回しになってしいたアリサンヒタキもまた出てきてくれた。
ここらへんはこのアリサンヒタキの縄張りだったようで、そこら中を飛び回っている。
おかげでたっぷり撮れるのは良いのだが、伐採した切り株ばかりに止まるので画はいまいち。
さっきの山桜にはまだカンムリチメドリがいてくれた。
正面から見るとなんだか歌舞伎の隈取みたいな顔をしてる。しかし山桜の時期に当たってラッキーだったな。
らこんなに鳥がいるんだったら宿から出なくてもぜんぜんOKだよなあ・・・
カンムリチメドリに混じってこれも見たいと思っていたキバラシジュウカラの姿も見える。こんなお腹が黄色いんだから さぞ目立つだろうと思っていたのだが、遠目に見ると普通のシジュウカラに見えるのが不思議だ。
鳥撮りに夢中になっているうちにそろそろチェックアウトの10時が近づいてきた。一度部屋に戻って荷物を片付けないと・・・またまた後ろ髪を引かれつつ山桜を離れ部屋に戻ろうとすると、アリサンヒタキが行く手を阻む。
そして食堂横ではどこかに行っていたタカサゴマシコが再び登場。ロクヨンでも撮れた〜
と、鳥達の出現にかなりの時間をとられた後やっと部屋まで戻り片付けをしていると、部屋の裏にあった苔むした切り株にも
アリサンヒタキ登場。部屋の裏にもいたのか!大雪山賓館なんていいとこなんだろう。ご飯はいまいちだけど(^^;
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