Cattienへの道
翌朝のピックアップの時間は午前6時半。
荷物を持ってロビーに下りていくとメガネをかけた小太りの兄ちゃんが待っていた。
Thangくんの友達?と聞くとそうだという。彼がTheくん。Theはなんて読むのか聞いたら「て」と言うとのこと。
握手をして自己紹介をするとチェックアウトを済ませ
荷物を外に駐めてあったピックアップトラックの荷台に積み込む。
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Theくんの他にもう一人ドライバーがいて、なぜだか判らないがTheは自分の車で別々に行くらしい。
それじゃまたCattienで会おうと言って去ってゆき、僕はドライバーさんと二人でピックアップに乗り込み薄暗い中出発。

早朝の街はそろそろ目覚め始めていた。
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生活感あふれる裏道を抜け大きな通りに出る頃には太陽が顔を出し、
車の周りはベトナム名物のスクーターの大群に囲まれる。う〜ん、ベトナムだ。
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綺麗に整備された大通りを走っていくと朝日に照らされた大きな塔が現れた。
ドライバーさんがホーチミンで一番大きいパゴーダだと説明してくれる。
お寺ではなく仏塔というものだそうだ。あまり観光とかしないので良くわからないけど観光名所なのかな?
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やがてホーチミンの街を抜け、郊外に抜ける。前回は腰痛で苦しみながら眺めていた景色だな(^^;
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そして車はCatTienをめざしハイウェイをひたすら北西へ。
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2時間ほど走ったところで前にも寄ったドライブインで一休み。
CatTienにも炭酸やビールはあるにはあるけど、いちいち食堂に買いに行くのもめんどくさいので
部屋飲み用にここである程度仕入れておいた。
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買い物のあとトイレチェックに行ってみるが、外から見る分には広々として中々綺麗そうだ。
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個室はちゃんと洋式便座だがもちろん紙はない。ハンディーシャワーや柄杓もなくどうやって洗うのかは不明(^^;
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さあ、それじゃ再び出発。腰が痛くないと景色を眺める余裕も出てくる。
キョロキョロしていると道端に巨大な岩の3段重ねを発見。前はこんなの気づかなかったな。
ここらへんの人からすればただの岩なのかと思ったらお寺みたいに祭られていた。
やっぱりベトナムの人にとっても普通の景色じゃないようだ。
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道すがらドライバーさんの話を聞くと僕と同い年だった。
子供の頃ベトナム戦争を経験したそうで、終戦後はご両親とも収容所に入れられたらしい。
日本で育った自分には想像もつかない大変な幼少期だんだろう。
そのころの話を色々聞かせてくれたが、今はとっても幸せだそうだ。
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そうこうしている内に道は田舎の一車線道路へ
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そして3時間半ほどでCatTienに到着!
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