朝撮りの悲劇 |
僕も斜めストラップにはサンヨン+D750、そして担いだ三脚にロクヨンFL+1.4Xのテレコン、 目指すは昨晩の作戦通り前回スカってしまったアズキヒロハシ。 昨日The君と自転車で向かった方へ歩き出スト、船着き場の前を過ぎ建物がなくなったあたりで すると鳴いていたのはエリクロヒタキ。水場で見ることが多い鳥なのでこんな風に自然の姿を見れるととても新鮮だ。
早朝は鳥の動きが活発なようでその後も続々と鳥が現れる。 コウライウグイスも普通種ではあるが、やっぱ派手だとちょっと萌える。 さらに進み橋に到着。ここは前回クロアカヒロハシが出てきてくれたところだが・・・ これで朝のスカ感はなくなりちょっと気持ちにゆとりがでてきた。今日は腰も痛くないしどんどん撮るぞ! とクロアカヒロハシを見送って先に進むとまたクロエリヒタキ登場。 ここでThangくんが「食べる?」と現地のお菓子らしきのを差し出してきた。 大喜びで歌舞伎揚げをほおばりながら歩いていると、Thang君が「止まって!」と言い林の中をじっと眺め、 メスがいるってことはオスもいるかも!ということでしばらくそこに留まりThang君と二人あたりを必死で探すと、 結局ヒメイソヒヨのオスは見つからなかったが、 と言うわけでこのポイントを後にして前回ギックリしたあたりに差し掛かると、 |
そのちょっと先ではリュウキュウサンショウクイっぽいのも見かける。 そして前回アズキヒロハシを探しに、そして昨日The君と自転車を乗り捨てたポイントに到着。 果たしてアズキヒロハシは現れるだろうか・・・ 鳥の気配はあまり感じられないが、Thang君は耳を澄ませ梢の方をチェックしていく。 そして立ち止まり手招き!あわててカメラを持ってそこまで行くと、 Thang君がレーザーポインターで示す先にはアズキヒロハシ! 大興奮でシャッターを切る! おお〜なんとも綺麗だねえ。変な顔だしw ともあれやっと会えてうれしいぞ! この朝のメインターゲットをゲットできて一安心。ここからは昨日The君と歩いたダートへ進む。 目標はやはり頼んでおいたセグロとかルリのカワセミ類。そして昨日撮られているというシマハッカンだ。 歩き出してすぐアオバネコノハドリ(Blue−winged leafbird)を見つけるが、肝心のカワセミ類はどうなんだろう。 小さな池のほとりでThang君はブラインドを立て始めた。以前セグロがいたポイントだとのことだが・・・ ここでしばらく待つものの鳥の姿は見えず、やっぱりカワセミ系は厳しかったかな。諦めて先に進む。 そしてとある道路際に再びブラインドを設置、ここがシマハッカンのポイントだそうだ。 昨日のカッショクコクジャクから来てこのシマハッカン、今回はキジ系に恵まれているのかな。 息を潜め草の動く音に神経を尖らせ、出てくるとしたらここら辺かというあたりにピントを合わせ、 まだ見ぬシマハッカンの動きに想像をめぐらせ何度も脳内シュミレーションを繰り返す。 そして待つこと2時間・・・ 何も現れなかったOrz。 暑さとしゃがみっぱなしでヘロヘロになってブラインドを出ると腰を伸ばす。外の空気が涼しくて気持ちよく、 シマハッカンが出てこなかった残念さより外に出れた喜びの方が大きかったりする。 ただじっと座っているだけってのも案外きついもんだなあ。 さあ、それじゃ撤収するかね。 と、そのとき悲劇は起こった。テントを片付けようと立ち上がったThang君のカメラが地面に落ちたのだ! 大慌てでカメラをチェックするThang君。シグマのズームのアルミフードが凹み、 7Dのペンタ部分にはガッツリ傷が・・・ 幸い動作には問題ないようだが、きっとめちゃくちゃ大事にしているであろうカメラが損傷してしまい なんて声をかけて良いかわからない・・・ 何で落ちちゃったのか原因をさがすと斜め掛けストラップとカメラを繋ぐナス還が 長年の使用で磨り減って千切れてしまっていた。前に会ったときからずっと同じのを使ってたようだ。 そうじゃなきゃ直径5mmもある金属は千切れないだろう。きっと資金をレンズに全投入しちゃって ストラップの更新までの余裕はなかったのだろう。気持ちは良く分かるよ、僕もそうだから。 がっくりするThang君をちょっとでも元気付ようと思い、 僕が使っていた斜めストラップをあげたらちょっとだけ元気が出たようだ。 足取りも重く来た道を引き返しながら「修理代幾らくらいかかるかなあ・・・」 「まあフードが歪んだだけでレンズ自体は壊れてなくて良かったじゃん・・・」 なんて話をしながら歩いて行く。鳥を探す気分でもなくなっちゃったねえ。 でも途中にあるリゾートまでたどり着く頃にはThang君の気分もも大分リカバっていていたのか それともこっちに気を使わせないように振舞ってくれたのかわからないが 「ここのテラスからアオミミゴシキドリが塒にしている穴が見えるから寄ってこうか」と言う事になった。 聞くところによるとここのリゾートはかなりお高いらしく、 おしゃれな欧米人のゲストがほとんど、優雅な雰囲気が漂っている気がする。 そんな中カメラを担いで木の階段を上がると、川がぐるりと見渡せる素敵なテラスがあったた。すばらしい景色だ。 そこから川を眺めているとテラピアのよな幅広の大きな魚を掴んでミサゴが飛んで行くのが見えた。 しかしこんな時間だ、まだアオミミゴシキドリの姿はない。 それじゃまた夕方来て見よう。と言う事にして再び公園本部への道を歩き出す。 しかしさすがに疲れたねえ。暑くて喉もカラカラだ。 そこへ良いタイミングでThang君の顔見知りの兄ちゃんがゴルフカートで通りかかったので乗せてもらい、 あとは心地よい風に吹かれながら一気に部屋の前まで到着。助かった〜 それじゃ12時に昼ごはんという事で一時解散。冷たいシャワーを浴びてからクーラーで生き返るとしよう。 |