ダートでGO

そんな心配もあったが、しばらく行くと舗装路との交差点に突き当たった。助かったぞ〜
ここを海のほうに曲がるとフェリー乗り場があるようなので行ってみることにする。
久しぶりの舗装路はやっぱ楽だ〜
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海に向かって坂を下っていくとゲートがあり、その先がフェリー乗り場になっていた。
ここからのフェリーはベトナム本土のハディエンという所へ向かうらしい。
船着き場にはちょうどフェリーがいて、これから出港すると言う所だった。
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手前にはガラス張りの立派なターミナルビルがあったが、もうお客さんはみんな乗船済みのようでがらんとしていた。

そして綺麗なトイレもあったので入っておく事にする。
しかしあのダートの先でこんな近代的なトイレに出会えるとは想像もしなかったね。
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トイレから出ると上空を猛禽が通過。
あわててカメラを構えシャッターを切るが露出失敗だ。
カンムリオオタカか?b0166975_23345173.jpg
さあ、これでちょっとリフレッシュできたので進む道を決めなければ、とさっきの十字路まで戻るが
そこから先はまっすぐ行こうか曲がろうがどっちもダートだ。
フーコックの道って実はまだほとんど未舗装なんじゃないか?!

どっちへ行っても大変ならさっき来た道の先に続いていたダートのTL48を進んで島を一周するしかないな。
というわけでTL48に突入。再び赤土の道が始まった。それにさっきより険しさが増してるような・・・
こんなんでホテルまで戻れるのか?
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とはいえうちらのダート走行暦もかれこれ数時間におよび、激しい振動さえ我慢すれば
地面が露出している所は何とか普通に走れるようになってきた。
しかし砂のたまった所に突っ込むとハンドルを取られてめちゃくちゃ怖かったりするので油断は大敵だ。

なんせこんな人気もない道でコケたりパンクとかしたら遭難しかねないからね。
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でもこんな道でも所々に集落やリゾートがあったりする。ここらへんの人にとってはこの道が
普通なんだろう。みんなダートなんてものともせず生活してるようだ、たくましい。
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やがて前方に見えていた山が近づいてきた。山の向こうには入道雲がモクモクとわきあがり真夏の光景だ。
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その山影から大型の猛禽が飛び出した。結構大型のシルエットだったのでもしかしてなんか珍しいやつかも!
と期待してバイクを停めたが残念ながらシロガシラトビだった。トビって名前で損してるよな。
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そんな感じでここまでずっと内陸部を走ってきたが、ここに来て海が見えてきた!なんか開放感だ。
海岸線に近づけそうな小道があったので突っ込んでみるとあっという間にタイヤが砂に埋まってしまう(^^;
こういうとき独りじゃなくてよかったよ。ひーこにハンドルを押さえていてもらい、荷台を引っ張って脱出すると、
安全な場所にバイクを止めて海岸に行ってみる。
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すると潮が引いて顔を出した砂地にイソシギの姿が!
今朝からシギチでもいないかと思いながら水辺を気にしていたので普通種でもうれしいのだ。
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その先の海は縞模様になっていた。これはなんなんだろう?
波のせいでこんなふうに見えるんじゃないみたい、海草かなんかが縞々状に生えているのか
波で海底に段差ができているのか・・・なんとも不思議な感じだった。
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さあ、あんまりゆっくりしていると日が暮れちゃうぞ。
再びダートを走りだすと何だか周りに民家が増えてきた。
家の前を歩いていたこいつは・・・セキショクヤケイじゃないよな。
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その先、またいい感じの川が表れる。ここまで走ってきてルリカワセミは全然気配も感じられない。
いい加減出てきてくれないかなあ、としばらく橋の上から様子を伺うが・・・
やっぱ駄目。こりゃもう諦めるしかないかね。
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この橋を後にしてもうしばらくダートを行くとついに舗装路に突き当たった!
思い起こせばあの工事中の砂利道から3時間以上ダートを走ってたよな。
これで遭難の危険とも凸凹の道ともお別れだ。ほっとすると共になんかすごい達成感!
やった〜!
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