サンコウチョウを探していたら

タビン3日目、まだ暗いうちに起き出してテラスに出てみると窓枠に小さなカマキリが引っ付いていた。
網目模様が複雑で
日本じゃ見かけない感じだ。
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さあ、それじゃ今日も元気に出撃しよう。メインターゲットはカワリサンコウチョウのようだ。
モーさんよろしくね!
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今日のコースはセキュリティーゲートを右に曲がり、の先の二股をマッドボルケーノじゃない方に向かう。
ジャングルの中には霧が漂い、なんとも幻想的な雰囲気だ。
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やがて朝日が顔を出し、あたりは一気に明るくなった。そして今朝の最初の鳥登場!
ムナフコウライウグイスだった。
霧っぽいのでイマイチくっきりしないが初見の鳥だ。
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ここらへんから鳥ゾーンに入ってきたようで色々な鳥が姿を現し始めた。
おおっ!地面を歩いているのはエンビシキチョウじゃないか!見たかった鳥なので嬉しいぞ〜。
ただ警戒心が強くって車を近づけると距離を保ったまま向こうへ行ってしまい中々撮影は厳しい。
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おお、今度は大物、コシアカキヌバネドリ!でも空抜けだ〜
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ちょっと位置を変えてくれたが後ろ向きってのがちと残念。しかしこの赤、森の中じゃメチャクチャ目立つなあ。
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モーさんが木の中をうごめく鳥をレーザーポインターで教えてくれる。
あの獣っぽい動きはMalkoha系だな、と思いつつ姿が見えるところまで出てくるのを待ってシャッターを切った。
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クロバンケンモドキというやつみたいだ。モーさん興奮してたから珍しいのかな?
でもあの人カザリオウチュウでも興奮する時あるからなあ・・・

道路脇の木の幹に止まっていたのはクリチャゲラ。
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英語だとRofus woodpeckerなのだが、Rofusuってわりには赤くない。
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ここから先、ちょっと行ったところに木で出来たボロい橋があり、その手前で一休み。
下に流れる川、いい感じだがモーさんによるとカワセミは居ないらしい。
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ここでドライバーのマックス君がシークレット休憩に行ったので
じゃましないようちょっと離れた所に行き、見つけたアナピタコジャノメを撮影するため薮に分け入ると
草の切り株が長靴の底を突き破って足の裏に刺さって痛いのなんの・・・
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それでも一応撮影だけはすませ、長靴を脱いで見ると、足の裏は大した事なかったものの
長靴は底が貫通していた。こりゃもう長靴生命はおわりだなあ・・・

やがてマックス君が戻ってきたので「Big secret?」と聞くと必死に「No! Small!]と否定していた、怪しい・・・(^^;

さあ、それじゃ橋の向こうへ行ってみよう。

ここ数日以内でカワリサンコウチョウが出たのがここらへんだそうで、モーさん真剣にコールバック&サーチを開始。
するとすぐに「グエ グェ」とサンコウチョウの声が聞こえてきた。コールバックに反応している!
声のあたりを中止していると、森の奥から尾の長い茶色タイプのカワリサンコウチョウが飛び出した!
そのまま遠くへ飛んでいってしまい撮影は出来なかったが、オスを追うようににメスが良いところに出てきてくれて、こちらは撮影成功!
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その先からももう一羽のホイホイ声が聞こえてきたので再びコールバックすると、
今度は白いタイプのオスが飛んできて、それをを追いかけるように茶色タイプのオスも飛来!おお〜と思ったものの、
2羽は追いかけあったまま、一度も止まることなく森の中へ飛び込んでしまった。
でも白と茶色の2羽が長い尾羽をひるがえしながら追いかけっこしてる所なんてそうそう見れるもんじゃないだろう。
良いもん見れたからまあ良かったかな。

と思っていたら2羽が飛んでいった先に白いオスだけが止まっているのをモーさんが発見!
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ちょっとスッキリしないけれど一応証拠写真はゲット。
この後すぐにサンコウチョウ達は気配を消してしまいイマイチバッチリ撮影とは行かなかったけれど
また午後にでも再トライしようと言う事で一旦引き返すことにする。。

その帰り道でのこと、橋を渡ってすぐの所でモーさんは慌てて車を停めさせた。
どうしたの?と聞くと「アオヒゲショウビンが鳴いてる!」とのこと!
そりゃ大変だ!

車を降りて耳を澄ますと単調な「フィー フィー」と言う声が絶え間なく聞こえてくる。
結構距離がありそうだけど、出てきてくれるだろうか・・・

モーさんがコールバックすると、アオヒゲショウビンは明らかに反応している。
そしてそれから1時間ほど、大捜索が始まった。

この間1度だけ、薮の中に入って行ったモーさんが一瞬間近で遭遇したそうだが、
目が合ったとたんにう間に飛んでいってしまったとのこと。

アオヒゲショウビン捜索中、思いがけず野生のオランウータンの親子に遭遇することができた。
これはひーこも大喜び。タビンじゃダナンバレーほど遭遇率良くなさそうなので
僕も全然期待していたなったので得した気分だ。
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しかし肝心のアオヒゲショウビンのほうはだんだん声が遠のいてゆく感じだ。
これはちょっと場を休ませるため一時撤収し午後もう一度挑戦しようと言う事になった。

帰り道はすっかり霧も晴れいいお天気。
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午後もこのまま天気が持ってくれると良いのだが。

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